岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

岐阜市内 建前準備をしています

2012-11-11 | 日記

おっ、いいプラン出来たじゃん。と思い、改めて敷地に当てはめたら問題に気づきパ~に・・・・・

ああぁぁ~~~と叫びたくなる夜中の12時過ぎ、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

さて

岐阜市内では15日の建前の準備が着々と進んでいます。 今日土台を取り付けました。ヒノキの4寸角を使用しています。これだけの量になると結構いい香りがします。

今回はタマゴグミとしてはちょっと大き目の家です。書庫、書斎つきの家。さてさて、どんな風に仕上がっていくのか?  お楽しみに・

 

これは昨日の様子です。デッキの材料にキシラデコールを塗っている様子です。午前中は島田 昼からは私が担当して、トラック1車分の材料を塗りました。現場には2~3日に一度は行くのですが、滞在時間は1時間程度です。

このような作業をするとどうしても半日以上は滞在します。その間に、いろいろ考えたり、気になるところをチェックしたり、大工さんとコミュニケーションをとったりしています。

この現場、そろそろ足場が外れます。結構いけていると思っているので楽しみです。

 


土工事のミソ

2012-11-08 | 日記

本題に入る前に。

なんで「ここがミソ」っていうんでしょうね?そもそもここでいうミソって「味噌」それともかにミソとかの「ミソ」 

かにミソは私はうまいと思うけれど、あれは好き嫌いあるしな・・ まあ、後からネットで調べるとして、本題です。

 

今日から粟野で基礎工事を始めました。この地は地盤がよくて地盤改良なしでOKです。所定の位置を決められた深さで掘っていくのですが、このとき注意することがあります。

掘った面を荒らさない。

どういうことかというと、掘った分の土はすべて排出した状態というか、、、説明が難しい。  まあ、写真のような状態です。

そのために、機械にもちょっとした工夫があって、

先っちょがこんなふうになっているんです。これですと、つめの先で掘りすぎたり引っかき傷を残すことがないのです。

これが、ミソ(カニミソ)なんですね。

けど、不思議だと思いませんか? どうやってあのように平らに掘るのか?

実は操作方法にあるんです。  ここからはどうしても知りたいという方だけ読んでください。まあいいやという方には面白くありませんので。

 

写真の部分は、バケットといいます。この機械はバケットから本体まで3つの関節が動くようになっています。レバー操作はJIS方式で説明します。

まず、バケットの角度を固定します。バケットは右のレバーの左右方向で操作できます。 、平らにするときは、その人によって変わりますが、通常地面に対して90度以上の角度に固定します。ちなみに掘るときは地面に対して30度くらいがよいようです。

平らにならしを行うときはバケットを手前に引きますので、第二関節を機械側に曲げる方向に動かします。そのときのレバー操作は左のレバーを手前に引きます。

ここで、賢明な読者さんは気づいたはずです。 「第二関節だけを曲げると、バケットが円を描いて、掘れてしまうぞ。」

はい、そうなんです。そこで、第3関節の操作が必要になります。

第二関節が地面に対して直角になるまでは、第二関節を曲げていくと同時に第三関節を上に上げなくてはいけません。その場合のレバー操作は、左レバーを手前に(第二関節を動かします) 右レバーを手前に(第三関節を上げます)

 

さて、第二関節が90度を超えたとき、バケットは地面から離れる動きをします。

それを抑えるために、第三関節を下げる方向に動かすわけです。つまり、レバー操作でいくと 左レバーは手前へ(第二関節を曲げます) そして右レバーは奥へ押します。(第三関節を下げます)

そうすることによって、バケットは常に地面に水平に平行移動するのです。

 

さあこれであなたも明日から重機を自由に扱えますよ。


地盤改良工事中です

2012-11-07 | 日記

岐阜市内で地盤改良工事が始まりました。今回採用した方法は砕石で柱状に改良する方法です。

液状化ということが注目されて最近一般的に使われつつある工法です。 支持層が浅い場合は割高の工法ですが、ある程度の深さの場合は今まで一般的だったセメント系の柱状改良と大差ない価格で採用できます。

施工はこんな感じで行われます。

オーガーでで穴を掘って、砕石を入れながら固めていくというきわめて原始的な方法です。

砕石を使っているので、建替えのときなどに既存の杭が邪魔にならないことと、地震のときに液状化に強いこと(説明すると長くなりますので特徴のみです)です。

 

欠点は、先ほど書いた価格という面と、施工時、杭の締め固めのときに微振動と音が出ることです。ご興味のある方は連絡ください。特徴について説明いたします。

 

とまじめなことを書いた後で、昨日、タマゴグミのホームオーナーさんへ送った打ち合わせの図を公開します。ご夫婦で見た瞬間に大爆笑したそうです。

ちなみに書いたのは私、一級建築士・一級建築施工監理技士という国家資格を一応持っています。それではどうぞ

 

 


鉄骨造もいいですよ

2012-11-06 | 日記

本題に入る前に。

先日、今ご検討中のお客様と一緒に2年前に立てたお客様のところへ行ってきました。

小さなお子様が2人いらっしゃるんですけど、いつ行ってもこんな感じです。

なんかいいんですね。お子様が書いた絵でいっぱいなのです。そして、お庭もちょっとづつ変化しつつあります。

こんな感じで、これまた良くなってきています。

タマゴグミが自然素材にこだわっているのは健康志向というわけではありません。素材がどんな使い方をしてもらっても受け止めてしまう力があるからです。だから、何もない状態よりも、人が生活しものが入り傷もついた状態のほうが何となく絵になるのですね。

 

さてさて、今日の本題です

先日から、岐阜市内でリノベーション工事が始まりました。今日、内部の解体が終わりました。

なんかすっきりしているように感じませんか?

このお宅は重量鉄骨構造なのです。重量鉄骨構造は、住宅などの小規模建物なら大体柱6本程度で成り立ってしまいます。ということは、中間には柱が一本もありません。ですから、間取りが自由に変えられるのです。

木造の場合は、スケルトンインフィルの考えが浸透してきたからといって、このような空間は難しいです。大抵途中に柱が入り、それが間取りを決めてしまうことがあります。

私は木造住宅屋ですが、鉄骨住宅もよいなと思っています。住む人のスタイルによって何度も間取りが変えられる可能性があるからです。

 

重量鉄骨構造に弱点があるとしたら揺れです。 今の木造住宅やコンクリート住宅よりも揺れます。


冬が近づいてきました。結露の季節です

2012-11-02 | 日記

寒くなってきましたね。

まずは現場の様子です。

岐阜市内では、基礎コンクリート打設が終わりました。いつもの一体打ちです。通常は水抜きを造るのですが、せっかく連続しているところに穴を開けるのを私が拒んでいるので雨が降ったらプールになります。残念ながら泳げませんが・・

岐阜市内では、2箇所の丁梁を行いました。建物の位置を土地に性格に出す行為です。

本来なら、ここまでに位置を確定してここでの変更はないのですが、タマゴグミの場合気が小さい奴(つまり私)がトップでやっていますので、検討したはずの位置をここでももう一度見直します。

たまにですが、せっかく出した位置を変えてもらうこともあります。 こうなると社内でも大変で、確認申請の変更手続きなどを行うことになります。

設計事務所時代に尊敬する所長から「まだ遅くない」 という言葉を何度聞かされ、そのおかげで職人さんや仲間には迷惑をかけてしまうのですが、後悔がないものを造ることを教えてもらいました。  しかし、本来は変更は出来る限りないに越したことはありません。

さてさて、本題です

先日、森林文化アカデミーセンターで辻先生の講義を受けてきました。一日結露について学ぶ講義です。

断熱・気密・結露は一体のものです。最初に断熱気密のおさらいをして、最後にソフトを使いながらいろいろな壁仕上げの結露のリスクについて計算をしました。

最近の外壁は気密性能が格段に上がってきています。となると結露のリスクも非常に高まっています。ですので、仕上げなどを加味しながら結露の検討が必要になってきます。

タマゴグミの壁使用は、この地域では結露が起こらないという判定になりましたが、これは絶対ではありません。施工の状況なども重要です。

ですので、やはり断熱気密の現場管理は重要だと改めて認識しました。

 

それともうひとつ、暮らし方によっても結露発生のリスクが増えます。

生活ではまず湿度を70%以下に抑えること、そして、換気をきちっと取ることです。

湿度を抑えるには、出来れば石油やガスの暖房器機は使用しないこと。そして、換気を1時間に0.5回(2時間に1回すべての空気が変わる程度)を行うこと。家具の置き方などを気をつけて、湿気たまりを作らないことなどがあります。

 

結露が気になる方は、まずは、湿度計を買ってきて、湿度に気をつけてみてはいかがでしょうか。ただし、湿度は下げすぎるとウィルスの発生が多くなりますので、目安として50%程度にすることです。

また、家の断熱性能によっても結露は変わってきますのでご注意を。