GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

24時間テレビ TOKIO城島に感動

2014-09-03 03:50:50 | MUSIC/TV/MOVIE
愛は地球を救う。
1978年から始まった日本テレビのチャリティ番組「24時間テレビ」
障害者や老人、福祉をテーマにし、寄付を募る。
スポンサーで成り立ってる全ての番組枠を取っ払って24時間放映、日本全国のキー局を結ぶ等
あらゆる意味で画期的なこの番組。

毎年デザインが変る、お揃いのTシャツ。基本は黄色だが、最近は色々な色がある。
モーニング娘。の飯田、工藤静香、TOKIOの松岡、嵐の大野、SMAPの香取等がデザイン。
村上隆やスタジオジブリ、草間彌生といった世界的デザイナーも参加。
今年は天野喜孝さんのデザインで5色が用意されてた。

この番組は障害を持った人が頑張ってる姿を色々取り上げてるんだけど、痛々しくてこれは苦手。
偽善的な考えが出来なくて、つい可愛そう・・とか、大変だなぁって思ってしまうから。
第三回から放映されてる有名タレントを起用した実話を元にしたドラマも苦手。
基本的に幸せだった家庭に突如訪れる病気や障害。なんとか克服しようとするが・・・って話。
これはもうダメ。まともに観れない。
人の不幸な話を見て俺はどうすればいいの?泣けばいいの?
残された人達の事を考えて、どう思えばいいの?
今の自分の幸せを再認識して、現実と向き合わなくてはならないの?

もうひとつの番組の目玉がチャリティマラソン。
1992年の15回の間寛平から、赤井英和、山口達也(TOKIO)森田剛(V6)にしきのあきら
トミーズ雅、研ナオコ、杉田かおる、丸山和也、イモトアヤコ、はるな愛等が激走。
間寛平はマラソンランナーだし、赤井、トミーズ雅はボクサーだからロードワーク慣れしてるだろうけど
タレントが24時間で100km走るのは自殺行為みたいなモノだ。
徐々に言う事きかなくなる身体(膝、足首)、悲鳴を上げる肉体(睡眠不足、筋肉痛)、
負けそうになる心を精神を振り絞ってねじ曲げ走り続ける。
毎回ゴールシーンは感動してしまう。

で、2014年第37回のランナーは 城島茂(TOKIO)
推薦されて受諾する時に「あらためてこちらからお願いします。走らさせてください」って
スタッフに頭を下げてお願いした事に感動してしまった話は以前のブログにも書いた。

そして今回の走りを見て、感動とともに城島の、そしてジャニーズの凄さを見た。
「40歳を過ぎた人達の代表としての走りを全国に届けたい」言ってた通りのその気迫。
画面からびんびんに伝わってくる走りだった。

40を過ぎてるとはいえ城島茂はアイドルである。
しかも誰もが知ってるジャニーズの人気ブループTOKIOのリーダーである。
偉そうにふんぞり返っても許されそうな彼のなんと腰の低さ。気遣い、気配りのすごさ。
前述のランナー受諾時もそうだが、今回の101キロマラソン中でも
1,休憩地点として借りた店にも挨拶をきっちりする。
2,もうボロボロなのに沿道で声援をくれる人達に必ず笑顔を返す。
そして
3,限界に来てるのに周りにいるスタッフや番組進行に気遣う

極めつけは残り15kmくらいで「このままでは放送時間には間に合わない」と危機感がスタッフに生じてきた。
残り時間と残りの距離を気にする城島。
だけどえ限界にきてる足。
残り10km、残り7km。
スタッフの誰もが「もう間に合わないな・・・」と諦めかけてた。
残り5分で5km。1分1kmじゃないと間に合わない。
引きずるように動かない足。歩くのでさえ限界を超えてる彼が、
信号待ちしてる最中に残り時間5分を聞いた後顔つきが変る。
その後・・・。信じられない!
ダッシュの如くラストスパート。
殆どスタート時と変わらないスピードをここで出せるの?

懸命に走る城島、武道館が見えてきた。
ペースは若干落ちたが、スパートは変らない。
並走スタッフはもう脱離。ここからは一人だ。
そんなとき群衆の中から輩が乱入。いやTOKIOのメンバーだ。
長瀬と山口が並走で武道館に到着。
背中を押してリーダーを送り出すTOKIOメンバー。
会場内に入り、限界にきてる足で階段を下りるリーダー。
テープ手前で振り返って来てくれたTOKIOのメンバーを呼ぶ城島。

TOKIOのメンバーは会場に入らず全員「一人で行け」とゼスチャーしてる。
納得して一人でゴールテープを切る城島。

拙い俺の文章ではこの感動は書ききれなくて申し訳ないが、観ていた人にはわかるだろう。

27時間テレビの草彅の激走の時がデジャブのように重なる。
この時も歩くのが精一杯で間に合いそうも無い草彅が、木村と稲垣が来た途端走り始めた。
そして会場入り口で送り出す二人。
そう、主役はお前だ。お前の走りをみんなに見せてやれ!

今回城島一人でテープを切らせた理由は他のメンバーが語ってる。
「関ジャニが24時間頑張ってパーソナリティしてる。リーダーはそのサポートで走った。
そこへ俺たちが出しゃばって出てったら全てダイナシ。TOKIOではなく彼らが主役ですよ」

ジャニーズのアイドルはただのアイドルではない。
TVの申し子であり、時代に選ばれた人達だ。
その根っこには、ファンやスタッフへの色々な気遣いを忘れない感謝の気持ちが常にある。

すごいなジャニーズ。
そして何より城島君。頑張ったな
君の走りは観ている人に勇気と感動を必ず与えたのは間違いない。