GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

雪鍋

2014-12-01 22:19:53 | FOOD&DRINK
大根のシーズンだ。
ブリ大根もいい。おでんには欠かせない。シンプルにふろふきにするのも悪くない。
しかしなんと言っても雪鍋でしょう。
大量の大根おろしを擂って鍋に入れて煮る。そこに豆腐を入れて喰う。いたってシンプルで簡単な鍋料理だが美味い。
大根は熱を通すとビタミンCは破壊されてしまうらしいが、そのせいか熱を加えると甘くなる。
本来は出汁なんかとらずそのまま大根おろしだけで煮るんだろうけど、大根を大量に擂りおろすのは結構大変。
だから昆布で出汁をとった所に大根おろしをぶち込む方法をとる。
大根おろしだけで作るより、融通が利いて便利だし。

しかも本来は豆腐だけを楽しむのかもしれないのだが、なんやかんや入れちゃうのが好き。
豚肉をしゃぶしゃぶのように入れても合う。
豚肉と大根おろしとポン酢ってアッサリしてていいよな。

白菜も今がシーズンだから入れちゃえ。白菜は春から秋にも今は流通してるが、この期間は農薬を使わないと育たないらしい。
やっぱり野菜は旬に喰うのが一番だ。
寒い時期の白菜はやっぱり美味い。冬の鍋には欠かせないな。

ほうれん草も今がシーズンだ。これも入れちゃう。
ほうれん草ってなんか夏野菜のイメージがあるけど冬野菜。それに夏と冬では栄養価が全然違うらしい。
今は西洋種(在来種に比べ苦みが少なく、葉が丸くて切れ込みが無い)が主流だけど、在来種の方が好きだな。
手に入れるのが中々大変だけど、探したら結構まだ地元では売ってる。
見分け方は根っこの赤い部分見たらよくわかるよ。

大根おろしがメインの鍋だから、きのこ類も合うし、牡蠣等の貝類を入れたっていい。
鰤やカワハギだって合う。好きな人は春菊や水菜を入れたっていい(俺は嫌いだから入れない)

大根はジアスターゼ、カタラーゼ、オキシターゼ等の消化酵素をたっぷり含んでる。
という訳で毎回いっつも食い過ぎちゃうんだよな。




菅原文太さんも逝ってしまった

2014-12-01 19:00:43 | MUSIC/TV/MOVIE
菅原文太さんがお亡くなりになられた。
高倉健さんに続き、これで昭和を代表する二大映画スターが今年亡くなられた事になる。
山田洋次監督の「幸福の黄色きハンカチ」の映画版とTV版のそれぞれ主演をしたおふた方が同じ時期に亡くなられる。
奇妙な縁だな。(阿部寛は大丈夫か?)



菅原文太さんと言えば、なんといっても「仁義なき戦い」シリーズ。
深夜の映画館で3本立てとかでしょちゅう観た。
高倉健さんのヤクザものと違ってこちらは哀愁がどこか漂う。
健さんの映画を観た後はみんな 寡黙になって肩で風切って映画館を後にしてたが、仁義無き戦いシリーズはちょっと違う。
まず、広島弁になってしまう。
そして映画の中の台詞を呟くように言う。「こんながすりゃぁええんじゃないの」って感じで。
(広島の人間が聞いたら笑ってしまうような発音なんだろうが)
頭の中では常に仁義無き戦いのメインテーマが流れてる。(ごくせんで仲間由紀恵の着メロになってた奴ね)
そしてこう思う。あんなあっさり死ぬような奴にはならないぞ、と(仁義無き戦いシリーズはあっけなく死ぬチンピラが結構出てくる。しかも死んだら効果音楽が流れる)

トラック野郎シリーズもけっこう観たな。
毎回同じパターンなんだけど、毎回痛快で面白かった。観終わったらデコトラで暴走したくなるの。
この映画を観てトラック乗りに憧れたツレは多い。
実際にトラック乗りになったツレのトラックは、映画に負けじと派手なデコトラだった。バッテリーが上がらないか心配になるくらい蛍球がついてた。どこで作ったのかわからない乱反射するステンレスパネルが眩しかった。



昔は深夜に走ってるトラックはたいがい派手だった。後ろの荷台部分には八代亜紀とかのイラストとなんか台詞が描いてあった。(ちょっと後だと工藤静香が主流になったのはちょっとビックリだったが)
今だに大阪の万博公園で毎年デコトラの集会はやってる。(観客はヤンキー上がりみたいなのばっかりだが・・・)
来年は追悼で盛り上がりそうだ。

健さんの追悼番組、追悼映画が一段落したこのあとは、文太さん追悼番組だらけだろうな。
SMAP×SMAPは健さんが亡くなられた時は、以前健さんが出演されたのを放映したから、今回も文太さんが出た時の回を放映するのかな?
年末で連ドラマは最終回に向けて進行してるから差し替えられないだろう。
追悼番組や映画を放映するの、枠の調整が大変そうだ。編集も今頃パニックになってるだろう。

前回、高倉健さんがお亡くなりになられた時にも書いたが、ショーケンの「傷だらけの天使」で、子供の写真を見せてつぶやく台詞を思い出してしまう。
「高倉健の健に菅原文太の太で健太なの」

ご冥福をお祈りします。

バターが足りない?

2014-12-01 03:18:57 | FOOD&DRINK
バターが足りなくて品薄なんだそうだ。
このままいくとクリスマスシーズンに、ケーキ等に使う必要なバターが足りないから緊急で輸入したらしい。
その量、なんと2000トンと5000トン。まだ3000トン追加輸入するらしい。

でもこれって不思議だ。
何故バターが足りないんだ?
原料となる生乳生産量が落ち込んでいるためって言ってるが、ほんとか?
スーパには毎日大量の牛乳やヨーグルトが並んでるのに?

円安で飼料が高騰してるって?草に値段があるのかどうかはわからんが、まだトウモロコシを食べさせてるんかな?
それとも合成して作った化学飼料なのかしら?
酪農家が減っている?
原発事故の影響で福島等の酪農家が減ってるのはわかるが・・。
もし記事通り、全国で酪農家が減ってるのなら、牛乳とかも値上がりしてないとダメだろう?
和牛も牛乳も相変わらずの値段でスーパーに大量に並んでるのは何故?

昨年の猛暑が響いている。とかも書いてあるが、今年は涼しかったぞ。
なんか無理矢理こじつけてるような気がして仕方が無い。

バターの作り方は簡単。
牛からしぼった生乳を遠心分離機にかけて生クリームを取り出す。その生クリームでバターが出来る。
凄く簡単な事だ。
バターにするための生乳は保存がきかないとかも書いてあるが、それは加熱殺菌する牛乳だって一緒の事だろ?
ようするに、確実に売れる牛乳ばっかり酪農家が作ってるって事だろ?
それで大量に市場に出回るから当然値段も下がる。酪農家は儲からないから益々きつくなる。悪循環のツケだね。

今なら、バター作ればいいじゃない。
品薄の今なら高くで買ってくれるのじゃないのか?
今や全国クール宅急便で送れるしね。
えっ手間がかかる?いつまでも安くで買いたたかれる牛乳を売るより、高くで買ってくれるバター作った方が効率的じゃないのか?バターでも牛乳でも、牛の餌代や飼育の手間は一緒だろう?
え?高いと今は誰も買ってくれない?馬鹿言っちゃいけない。
大間の鮪や松坂牛、天然トラ河豚、松葉ガニ、薩摩黒豚・・・。これらは売れていないとでも?
外国のチーズや生ハムだって結構なお値段するが、売れてるぞ。
牧場で作り立てのバター。作り立てを鮮度そのままに送られてくる。
こんな美味しいバターを日本全国買わない人ばかりだと言いたいのか?

そりゃ安い物しか買わない人は値段が高くなったら買わないだろうが、値段が高くても買う人はいるって事だよ。
何故お取り寄せのブームが終わらないのかっていったら、少々高くてもやっぱり美味しいモノを食べたいからじゃないのか?
安いバターは雪印さんとか大手に任せて、自分たちで美味しいバター作って売れば楽になるのに。
政府も何故、輸入で補う?こんな時こそ酪農家に助成金出すなりして保護したり推奨しろよ。
1万トンも輸入って・・、大体そんなに保つのかバターって?冷凍か?

今回のバター品薄には、農林水産省が酪農家を守るためって名目で、バターの輸入を規制してる事が絡んでる。
今迄守られてたから酪農家も油断してたのかもしれないな。
TPPで外国から安いのが入ってきたらってなんかよく聞くけど、それ以前の問題だよ。
自分たちは安全で美味しい物を作ろうって気も無なかったのか?
そのかわり少々高くなっても安全と美味しければ消費者は納得するって。
海外産のがいくら安くたって、不味かったら売れないって。不安だったら買わないって。

そろそろ大量生産画一消費の時代は終焉を迎えるよ。
安い物はより安く売られ、それを買う人はやっぱりたくさんいるだろうけど、
高い物でも品質と安全を基準に買う人もやっぱり多いと思うよ。