ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

パー3の話

2010年12月13日 14時44分18秒 | コース



誰もが同じ条件でグリーンを直接狙えるのが、
パー3の最大の特徴です

現代のゴルフ設計の1つのセオリーとして
パー3が記憶に残るかどうか?
という要素が重く見られます。

発端は、1940年代後半にオーガスタナショナルで
16番のパー3が改造されたことだと言われています。
マスターズといえば、
16番パー3というぐらい有名なホールは
オリジナルではなく、改造で出来上がったものです 
ボビー・ジョーンズとその改造を共同でしたのが
ロバート・トレンド・ジョーンズ・シニアです。
(二人は、別にもう1コース作っており、
これがきっかけで、R・T・ジョーンズ・シニアは
有名設計家の仲間入りをします。
ちなみに、大きなティーを作って、
技量やコンディションで色々な場所を選んで
プレーするスタイルは彼の発想で、
この時期から世界中に広まっていきます)

その息子であるR・T・ジョーンズ・ジュニアと
親子で今では常識になっているコース設計理論を
広めていきますが、その中に、理想として
最後の3ホールにパー3、4,5を散りばめる、
というものがあります。

その考え方を更に絞った成功例が
ピート・ダイのTPCソーグラスの17番パー3です。
浮島という衝撃的なビジュアル、
ストロークプレーの試合の展開として
17番というホールの重要性……

1980年代後半から一気に17番にパー3、
それが代表ホールになるという風潮が広まり、
現代に至ったというわけです 

パー3の話は、ゴルフコースを楽しむ意味で
本当に面白いので、年明けにGolf Planetで
企画を組んでいますので、お楽しみに 

大きな流れとは別に、それ以前は
パー3は用地の高低差を埋める繋ぎ目だったり、
谷を越えるために使ったり、
利便性を優先して設計される傾向がありました。
4つのパー3が、別の別のクラブで打てるのが良いとか、
4つのパー3が東西南北の別々の方向に
打つように作られている方が良いとか、
もっともらしい理屈はありましたが、
都市伝説のようなもので、聞けども見られずだったのです。

画像のパー3は、比較的新しいコースです。
グリーン面が見えるようにやや打ち下ろし、
特別難しくないように一息つけるようなホール。
誰でも1打目で狙える特徴に特化した
こういうパー3が、結果的にたくさん作られたわけです。

まあ、嫌いじゃないですが、
地味な印象になるのはしかたがないことで
もったいないなぁ、と思ったりします 

コメント (2)
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ミズノのシューズ、恐るべし

2010年12月13日 09時02分00秒 | 用具



クリスマスのプレゼントだったシューズを
今週の後半のランドでデビューさせようということで
慣らしのために練習場で履きました 

白いこと、本革であること。
この2つにこだわりますが、なんといっても
このシューズはビジュアルに惚れました 

ちょっと照れるような気分で足を入れて……
ぶっ飛びました 

歩いても、実際にボールを打っても、
裸足のような自然なグリップ感がありました。
信じられないほど良くできています。
ゴルフシューズとして完璧です 



打っているときの様子を妻が撮影していました。
人工芝相手でも、強烈なグリップ力でした 

不安になったのは、予備に回るフットジョイのシューズです。
こんなに違うものを履けるのか?
雨用と考えていますけど、ミズノのシューズを
もう1足買おうか、と真面目に考えています 

ゴルフ用具の中で、シューズだけは値段が裏切らない、
と昔の用品業界では言われていました。
現在では、高いだけでコストに合わないシューズもあります。

売れている=良いものではないのは、
ショップの責任だと私は考えます。
儲けばかりを考えて、客のことが二の次になった結果、
有名で高額なのに良くない製品を流通させています。

シューズは、ゴルフを楽しむために
腕前関係なしに全ての人に大きく影響するものです 
改めて、ゴルフシューズは大切なアイテムだと
しみじみと思ったのでした 

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