2006-0303-yts0111
短歌写真0111 時みちて
時みちて晴れやかに咲く桃の花
薄紅色に仄かをりたり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○日本一早咲きの桃花。今年の開花は遅い。
□短写0111 ときみちて はれやかにさく もものはな
うすべにいろに ほのかをりたり
【写真】笛吹市の観光桃園。
題詞に、『維摩経』(ゆいまぎょう)の「此身如夢」(ししんにょむ)を詠うと。これを読んで、すぐに連想したのは、古代中国の荘周の「胡蝶の夢」である。(胡蝶蘭の胡蝶) どこかで繋がっているのかどうか、まだ調べてはいない。
ひらかなy168:ゆめうつつ うつつがゆめと わからずに
めざめはどんな よのなかかしら
ひらかなs1973:ゆめやゆめ うつつやゆめと わかぬかな
いかなるよにか さめんとすらん
【略注】○夢や夢うつつや夢と=「夢が夢そのものなのか、それとも現実が夢
なのかと」(は、分からないものだ)。
○覚めんとすらん=「目覚めるというのだろうか。」
○赤染衛門=悠 078(10月10日条)既出。