悠山人の新古今

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紫式部集002 友人と

2006-03-11 07:00:00 | 紫式部集
2006-0311yms002
友人と別れる時の悲しみを
垣根の虫も鳴き尽くすのか    悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=その友人は、父(国司=県知事)に従って、また遠地へ行ってしまう。籬(まがき。竹垣・柴垣などの垣根)の虫も、明け方まで鳴いて(死んでしまった。それほど)悲しんでくれた。それでも彼女との別れを、止められるものではない。詞書に「秋の果つる日」(九月晦日)のこと、とある。冗語がないので、現代詠は難しい。
□紫002:なきよわる まがきのむしも とめがたき
      あきのわかれや かなしかるらむ
□悠002:ゆうじんと わかれるときの かなしみを
      かきねのむしも なきつくすのか
*now streaming:PURCELL - Oxford Camerata - Blow up the trumpet in Sion; Z0*
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