2006-0815-yms106
天の川逢瀬はよそのこととして
私たちのはいつまでもよね 悠山人
○紫式部集、詠む。
○(紫からの)返し(とする)。さあさあ、牽牛織女の話はそれまでとして、私たちの場合は、末長いものとしましょうよ。歌番号が時系列とは一致しないので、写本ごとに行きつ戻りつするのは、止むを得ない。第三句、新潮版の「よそに見て」を、平王クは「雲居にて」とする。「今夜来られないのは、心変わりのためでなければよいが、心配だ、と釘をさした」と新潮注。いじらしいばかりの紫式部である。平王ク歌番号112。
□紫106:あまのがは あふせをくもの よそにみて
たえぬちぎりし よよにあせずは
□悠106:あまのがわ おうせはよその こととして
わたしたちのは いつまでもよね
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