夏蝉の
短き節も
終はらんか 悠山人
○俳句写真、詠む。
○みんみん蝉とあぶら蝉の合唱も、まもなく終わる。
¶夏蝉=旺文版『古語辞典』になし。岩波版『広辞苑』には、見出し語「なつぜみ」に、「主としてニイニイゼミをいうが、広義にはアブラゼミなども含めた総称。」と説明し、『宇津保物語』の用例を載せる。私は清音としたい。
¶節(ふし)=「短い時間」。古語では、「ふし」と「よ」の読みがある。「よ」と読めば、「世」「代」に通じる。
□俳写141 なつぜみの みぢかきふしも をはらんか
【写真】同前、ハーブ園。