2/2(土) △氷ノ山に登りました。(戸倉峠から県境尾根往復)
山崎から一宮までは青空の広がる良いお天気でしたが・・
波賀以北、トンネルをくぐる度に曇り空から雪空になっていきました・・・
トンネル手前に車を駐車。珍しく他には一台も無く・・
スノーシューを履いて出発!
尾根で目印のヒノキ巨木
雪道用のショートカットをしながら旧国道を進むと、ワカンのシングルトレースが続いていました。
見るからに歩いたばかりの足跡。急いで追い付いてみると、ワカンの主、男性が尾根を登っておられました。
ここまでのラッセルのお礼を述べ、先に行かせていただきました。
やはり今年は積雪量が少ないことを実感しつつ、一年ぶりの県境尾根を味わいながら
静かな雪山を進みます。
木肌の剥がれた、ヒノキの枯れ木は今年もまだ凛と立っておりました、
ブナの林はこの時季だけの風景
この曇天も県境ならではの冬型気候・・青空はあきらめ。
水墨画の様な雪景色を目に焼き付かせて。
稜線が見え始めると、励まされます。
冬桜
稜線はグレー一色の世界。どこまでが稜線でどこからが空か分からず・・
うっかりすると方向を見失いそうでした。・・・
三ノ丸休憩舎に到着。
ここまでノートレースでしたが、やっとスキーなどのトレースと出会いました。
△氷ノ山 三ノ丸
数人のBCスキーヤーが休んでおられました。
山頂を目指します。
グレートーンの風景ですが、無雪期の地形を思い出し、今との違いを感じながら、
自然の生み出した造形を楽しみながら・・・山頂を目指します。
ネマガリザサが雪の下に埋まっていることを思うと、とても不思議な気持ちになります。
(スキーの人物はよその人)
△氷ノ山 登頂。
△氷ノ山1509.8m
△一等三角点
標高:1509.77m
点名:「氷ノ山」(ひょうのやま)
☆避難小屋の中にて、昼食休憩を取り、再び往路を戻ります。
外は吹雪。今日は残念でした。こういう日もあるよね!
凍てついた頂上休憩舎
三ノ丸まではトレースが固いですが、人のトレースにつられない様に方向を確認しつつ、
進みます。
モンスターは叶いませんでしたが・・・
この様な可愛いダルマ?さんをどなたか、造形されていました。
往復ルートとは言え、往きと帰りは風景が違い、それが山の面白いところと思います。
振り返れば、もう山頂は観えませんでした。
今日はBCの人が多かったです。
三ノ丸避難小屋
☆夏の氷ノ山ツアーの折、ここの前で積雪期の写真をお客様に見ていただきました。
笹が全部埋まっている雪原のシーンにとても驚かれておられました。
私が初めて雪の氷ノ山を訪れた時も、同じ驚きと感激でした。
県境からのトレースは半分、吹雪で消えていました。
シュカブラ
霧氷、樹氷は午後の日差しに溶けていました。
柔らかい陽光が当たる雪原
本日、県境尾根で出会ったのは、朝に会ったワカンの男性と、
登山口で出会ったご夫婦のみ。
3人の方々は無事に登頂されたのでしょうか・・
冬の空に伸びるカラマツはとても良いですね・・
△赤谷山のシルエットが見え始めたら、尾根も終盤。
すっかりグズグズと緩んでしまった雪の尾根、最後は一気に駆け下りました。
無事、旧道に下山。
長い県境ルート往復の終了。
2019.2.2(土) △氷ノ山 戸倉から県境尾根往復 スノーシュー登山
行程:(往復)神戸三田IC=(中国自動車道)=山崎IC=R29=新戸倉トンネル手前P
ー(県境尾根)-△氷ノ山三ノ丸ー△氷ノ山山頂
1/25000地形図:『戸倉峠』『氷ノ山』
昭文社 山と高原地図『氷ノ山・鉢伏・神鍋』
メンバー:夫・自分
☆今シーズンも待望の△氷ノ山 県境尾根スノーシュー登山に向かいました。
暖冬の折、積雪は例年には届かないものの、この時季限定の風景に出会えることが出来ました。
積雪の県境尾根登山は、積雪期に訪れた人だけへのご褒美に思えます。
夏季には猛藪が人の侵入を拒み、ブナ林や自然林地帯は野生の姿へ戻ります。
厳冬期だけ、踏み入ることが許される尾根として、後世まで残すべき
大切な場所だと思います。
オオカメノキ(スイカズラ科)の冬芽
GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
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旧スキーコースのコース番号板
今回はこれだけ写しました。
来る度、見つける番号板が違うのが不思議です。
翌年、県境尾根スノーシュー2020はこちら!