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水戸の見て歩き

水戸の伝統模様(3)

2021-08-10 20:22:10 | 水戸

 今回は食器の伝統模様を見つけてみました。

 

矢羽根(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
 水戸城跡出土遺物だそうです。小鉢か茶碗なのでしょう。弓矢の矢についている羽根をデザイン化しているそうです。

 

馬の目(二の丸展示館 三の丸2-6-8)
 大胆なデザインですが、馬の目とは、なかなかな名前をつけたものです。もっとも、明治になってからいわれるようになったそうです。美濃系の陶器で、酸化鉄の入った絵の具で描いた模様だそうです。水戸城二の丸出土だそうです。

 

蛸唐草(たこからくさ)
 唐草模様の渦につけた簡略化した葉を、蛸の吸盤と見てついた名前のようです。十銭屋にありました。

 

十草(とくさ)
 一本立ちするトクサ(砥草、木賊)をデザイン化した、これも古くからある「十草」という模様だそうです。煮て乾かしたトクサの茎で金を磨くと光沢が増すということで縁起物とされたそうです。これと下の網目は京成百貨店にありました。もうだいぶ使い込んでいます。

 

網目
 古くから広汎に見られる人気のある模様のようですが、漁網のイメージからついた名前のようです。「一網打尽」に敵を打ち負かすということから武将の紋にも使われたそうです。

水戸の伝統模様(2)


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