桜山
偕楽園と谷を隔ててある高台ですが、徳川斉昭は、はじめ桜山に偕楽園を開こうと思ったようです。ところが、狭いことから偕楽園は今の地につくったそうです。そして、梅の偕楽園に対して桜の桜山として、「二亭を作り、好文と曰(い)ひ、一遊と曰ふ」、「能(よ)く其(そ)の業を勤め、時に余暇有るや、乃(すなわ)ち親戚相携へ、朋友相伴ひ、悠然として二亭の間に逍遙し」と、偕楽園記碑に斉昭は書いています。(偕楽園には好文亭を、桜山には一遊亭をつくり、自分の業務をつとめた結果、余暇が出るようなら、親戚や友だちとともに、二亭の間を散歩したりして といった感じでしょう)そうすることで、心や体をのびのびとさせるようにという考えだったようです。桜山も大事な場所だったようです。今が桜の満開です。写真は、梅桜橋から撮りました。
御衣黄(ギョイコウ)
鬱金(ウコン)
緑色と黄色の桜(千波湖遊歩道)
千波湖を一周する遊歩道には、いろいろな桜が植えられていて、見る目を楽しませてくらます。なかには、写真のように、緑色の御衣黄(ギョイコウ)や、黄色の鬱金(ウコン)という種類もあります。御衣黄は、平安貴族が着た衣服の萌葱色(もえぎいろ)に色が似ていることから、鬱金はターメリックともいわれるウコンの色に似ていることからいわれるようです。
パフィオペディルム サクラガワ(水戸市植物公園 小吹町504)
水戸徳川家14代・圀斉(くになり)は、洋ランのパフィオペディルムという品種を好んで、マユミ、カシマなどを育種したそうです。サクラガワもそうした流れのもののようで、イギリスの園芸協会に、水戸市植物公園が、桜で有名な桜川にちなんだ名前で登録したランのようです。
プルンぷるんプレーンクッキーズ(障害者支援施設・くれよん工房 元吉田町1873-8)
いろいろなかたちをしたクッキーが詰め合わされていました。その中に、桜花のクッキーもありました。組み合わせを自分でも頼めるようでした。
ワン桜(さく)くん(偕楽園 常盤町1-3-3)
平成31年の梅まつりの写真です。かつて妙雲寺境内だったという見川小学校に、光圀が植えたという桜(エドヒガン)があります。その桜の精という、ゆるキャラ・ワン桜くんが見川小学校で11月24日に誕生したそうです。3月10日誕生のみとちゃんのお誕生会に参加していました。
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