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水戸の見て歩き

水戸の多重石塔(6)

2022-10-05 19:51:56 | 水戸

石川弁才天(松が丘 36°23'15.0"N 140°25'59.4"Eあたり)
 下の、たぶん基壇の部分が、装飾的な四つに分かれた足になっています。窓は菱形格子になっています。

 

元吉田
 民家の庭で見た五重塔です。この形が多重石塔の一般的な形のようです。塔身の部分が、笠(屋根部分)と軸(部屋部分)のくり返しになっています。一層の軸部分には四方に梵字が刻まれているようです。

 

祇園寺(八幡町11-69)
 墓地に建てられた五重塔です。こう見てくると、部屋の部分(軸)がくりぬかれているものは、灯籠として作られたもので、足が装飾的になっているのもそのせいなのかもしれません。ただ、多層となると、灯をつけるのも大変でしょうから、灯をともせない本来の塔と同じ使い方が普通になっているのではないでしょうか。地震には弱そうです。

 

子安神社(元吉田 36°21'01.2"N 140°28'09.9"Eあたり)
 これも同様ですが、窓が斜め格子になっています。相輪の下部(路盤)などが、より装飾的になっているようです。

 

長福寺(塩崎町1135)
 長福寺の南側にある石段が設置された崖の途中に建てられた、新しい十三重塔です。一層の軸部分には、弥勒(ユ 北)、薬師(バイ 東)、釈迦(バク 南)、弥陀(キリーク 西)という、顕教系の梵字(ぼんじ)が刻まれているようです。写真で見える梵字は、左はキリークで、右はバクのようです。 

水戸の多重石塔(5)


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