フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

日本製の昭和レトロ鋏

2018-09-21 16:11:38 | 筆記具文房具

昭和レトロ・はさみ

 すぐに切れなくなる100均の鋏ではなくて、日本製のしっかりした鋼を使った鋏が欲しくて、手に入れました。博多鋏や種子島鋏が気になっていたのですがみつからなくて、結局昭和レトロの鋏2本です。

 左から”ラシャハサミ”、右の2本、左は持っていた小さな洋ばさみ、右が手に入れたやや大きい文房具ハサミです。

 

 ラシャバサミの刃です。キレイに研がれています。支点のリベットに何かマークが刻印されています。本来はラシャ(毛織物や布)切る洋ばさみで、これで「紙を切ってはいけない」と云われていました。でも布を切るくらいだから、紙を切っても支障はないと思うのですが・・・コピー用紙など特に切れ味が悪くなることもなく、ビシビシ切れてます。

 左は、持っていた小型のハサミです。下(右)側の刃型は先端がまるくなっています。なので先端を使って細かな加工をするためのハサミではありません。右は、両方の刃先が尖っていて、先の部分まで使って切ることが出来ます。

 ラシャハサミの刃の部分です。もともと刃にも錆が出ていたようですが、きれいに研がれています。現在の安価なステンレスのハサミと違って、錆の出る鋼が使われています。とにかく切れ味は、抜群です。

 ただのハサミの話しですが、古いものは鋼が使われていて、切れ味が抜群です。使い続けて切れ味が落ちてきたら、砥石で研げば復活します。昔の道具は鋏も包丁も、こうして使い続けて一生ものだったんですね。
 ちなみにハサミの刃を研ぐときは、上左の写真、刃の断面の部分を研ぎます。両方の刃のかみ合う面を研いでしまうと隙間ができて、切れなくなってしまいます。かみ合う面の刃先は、断面を研いで出来た刃折を軽く取る程度にします。
 切れ味が落ちてきたときは、私はまずダイヤモンドヤスリの仕上げ面で軽く研いでいます。これでほとんど切れ味は復活しますが、時々は仕上げ砥石を使って研ぎ上げます。

 

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革製のブックカバー

2018-04-12 07:00:00 | 筆記具文房具

ほぼ日手帳の革製のブックカバー

 ほぼ日手帳、専用のカバーがあるのですが、あまりカッコよくないので、革製のものを作ってみました。

 専用カバーには栞紐が2本ついていてペンホルダーもあって使い心地は良いのですが、とにかく見栄えが良くない。ドーッてことない。革製の専用カバーもあるのですが高額なので、じゃあ作ってしまおうと云うことで。

 厚めの革を使います。少し硬いので、野球のグローブ用オイルを塗って、軟らかくします。

 ”へりおとし”を使って、カットされた革のへりを削り取ります。次に革のコバグチを溝のある専用の”ヘリみがき”プレートで擦ります。こうすることで、革の切り口のケバケバがキレイになります。
 より滑らかにするためには、ワックスを塗ったり専用のクリーム剤もあるのですが、それ程のものでもないし面倒なので省略しました。

 次に裏側の折り返しの位置を、ヤスリで削って薄くします。こうすることで手帳を閉じた時、表紙と背表紙の折れたところが膨らまず、カバーが手帳にフィットします。

 大きな封筒などの封をとめる留め紐シールを貼って、ゴム紐が掛けられるようにします。

 

 ゴム紐は、金色のメタルボタンで留めました。裏には硬質のプラスチックプレートをクリアーボンドで貼りつけて、カバーが曲がらないようにしました。
 ゴム紐を使ったのは、手帳にメモやコピー、切り抜きなどを挟んで手帳が膨らんでも、しっかりまとめることが出来るようにするためです。1年間使うと手帳がパンパンになってしまいますので。
 ペンホルダーと紐の栞も付けようと思ってます。

- 追伸 -

 ゴム紐を掛けていたら”とめ紐シール”が剥がれてしまったので、メタル芯のボタンで着けなおししました。

 

 ハンドドリルで穴を開けて、茶色のボタンを取り付けました。

 革の切り口を滑らかにする、ゾル状の液剤を塗って、”へりみがき”で擦りました。つやが出て滑らかになりました。

 メモ帳や文庫本、スマホも一緒にゴム紐で留めます。バックにバラバラに入れておくと始末が悪いので、この革カバーでスッキリまとめると大変具合がイイです。

 

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ヒモのシオリ

2017-12-19 10:00:00 | 筆記具文房具

紐の栞

 上野駅中のシャレた文房具屋さんで、紐の栞を買いました。

 

 

  赤いリボンの紐の栞は、こんな感じで本に巻き付けてつけて使います。両端には丸く加工された木片が付いているだけの簡単なものですが、これはこれで機能的には十分です。
 メモ帳もセットで売られていました。

 

 もう一つは革ヒモの栞です。両端に錘の金属のチャームが付いています。
 これが一方は魚、もう一方は蓋を巻き上げて開けるイワシなどの缶詰の缶がモチーフです。はじめ何が付いているの分からなくて、それでよく見たら、何と四角い缶詰の蓋を巻き上げて開けたときのデザインでした。シャレてますね~! 結構感動してしまって、即買いでしたwww

 

 

 

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革の万年筆スタンド

2017-02-20 00:10:00 | 筆記具文房具

革を貼りつけた万年筆スタンドを作りました。

 アクリルのカードスタンドを加工して革を貼りつけ、万年筆スタンドを作ってみました。

 元のカードスタンドは名刺やはがきなどを立てておくもので、クリアーなアクリル製です。
 (立てているのはミスドーのポイントカードです。私はドーナッツ好きで、出かけた時にミスド―を見つけるとついつい寄ってしまいます。ミスド―も店によっていろいろ味に差があって油が古いせいなのか”不味い!”店もあります。すみません、ドーナッツオタクのディープな話で。)

 

 元のカードスタンドを後ろに倒し、上端にくぼみを作って下に孔を開け、万年筆を立てかけられる様にします。
 革を貼らずに、このままでもイイかも・・・

 

 カードスタンドに、紙を巻き付けて孔の位置を決めます。革は伸び縮みしますし、スタンドも曲面なので位置をスケールで測っても、ズレてしまいます。

 型紙に合わせて革をカットし、G17のボンドを使って接着します。

  端まで接着していないので、改めてクリアーなボンドで貼り合わせてダブルクリップで固定しておきます。G17は色が着いていますので、端の部分まで使うと見栄えが良くありません。

 コバや開けた孔の端部をヤスリで削り、毛羽立ちをハサミで切り落とします。
 半丸ヤスリの丸い側を使って、革のカットしたコバを削り形を整えます。ヤスリがけすると、革の繊維が毛羽立ってきますので、これは改めて刃先の反り返った小さなハサミで切り落とします。
 けっこう厚い革なので、折り返す端の内側も削って折る箇所を薄くし、膨らまないようにします。
 削りカスがたくさん出ました。

こんな感じにできました。仕上げにコバを磨きます。

 トコフィニッシュを少量、楊枝でコバに着けて磨きます。

 

 へり磨きの棒で擦って、毛羽立ちを押さえツヤを出します。

 

 こんな感じに仕上がりました。立てている万年筆は、”NICOLE”スターリングシルバ―(銀92.5%)、多分イタリア製です。ちょっと太めの銀製の万年筆に、よく似合うスタンドだと思います。

 

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シャチハタの「済」印鑑

2017-01-22 10:44:00 | 筆記具文房具

シャチハタの「済」の印鑑を持ってます。

 まあ、つまらない話で申し訳ありません。始めに謝罪しておきます。(何処かの国の話しではありませんが・・・) 以前勤めていたときに、同じ職場の女性から頂いた物です。

 ”マル済”の、シャチハタ印鑑です。このタイプの小さなシャチハタは、苗字を入れて訂正印などにも使われています。

 

 修理記録など万年筆を使って書いているのですが、修理が完了すると記録をつけてこの朱の”済”印を押します。すると「ヤッター、これで完了!」という気がして、とても満足感があります。何かけじめというか区切りが着く感じがして、それで私はこのマル”済”印を押すのが大好きなのです。(本当に、詰まらぬ話ですみません。)

 ToDoなどのメモ書きにも、作業が終わると押してます。気持ちイイので、やたらと押しまくってます。

 使ってみれば、その快感が理解してもらえると思うのですが・・・ただこれだけの話しで、すみませんでした!

 

~~~~~~~~ 済 済 済 ~~~~~~~

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