水に浸けてしまった、ウォルサムのクリーニング
誤って水に浸けてしまった、ウォルサムの分解掃除を依頼されました。すぐに取り出して水分を拭き取ったそうなのですが、風防の内側には水滴が付いてしまったようです。
稼働していたので、錆などはまだ出ていなようです。裏蓋を開けます。
裏蓋には、幅のあるパッキンが付いていました。ムーブメントもキレイな状態です。
リュウズを抜いて、ムーブメントを取り出します。リュウズには、パッキン(Oリング)が付いていなかったので、ここから水が入ったようです。もうすっかり乾いていたのですが、風防を拭いて、ブロワ―でかけました。
文字盤の周囲に腐蝕があったので拭き取って、秒針の先端の赤い塗装剥げていたので、メタルカラーのアンバーで塗りなおしました。
パッキンにシリコングリスを塗って、蓋閉じ器ではめ込みます。
終了です。針と時刻の目盛りに夜光塗料が塗られていましたが、汚れていて劣化していました。一応クリーナーて拭ってみたのですが、腐蝕していてキレイにはなりません。文字盤も汚れがあったのですが、あまり強く拭うとムラが出てしまうので、これで好とします。
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