レバーフィラーのシェーファー万年筆 インクサック交換
レバーフィラータイプのシェーファー万年筆です。
キャップは無かったので、セルロイドの金魚を合わせてみました。かなりトリッキーな取り合わせですね。これしかなかったもので・・・
かなり古いもので、予想通り中のゴムのインクサックは劣化してボロボロでした。鈎針で胴軸内に残っているゴムの破片を、かき出します。専用の先の細長いピンセットがあるのですが、レース編み等の鈎針で足ります。
ペン芯には、乾いたインクが固まって残っていたので、洗浄剤に浸け込みます。
ペン先はクラシックタイプで多分12~14Kです。表示はありません。ペン芯は、溝の少ない古いタイプです。
太さの表示は”3”です。中字の太さです。しかし昔の線の太さは”3”でも、今の”M"(中字)よりは細く、”F”(細字)~”EF"(極細)の間位の細さです。
軸の太さに合わせたインクサックを手に入れて、修復することにします。昔と云っても、かなり昔(戦前)は天然ゴムの素材しか無くて、長い間使用すると劣化してボロボロになりました。当時はこれを、定期的に交換してメンテナンスする必要がありました。
今は、ほとんど劣化しないシリコンゴムが普及しているので、これを使うことにします。手に入ったら、改めてご報告いたします。
~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~