フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所長禅寺門前町

2023-09-14 00:49:35 | 日記

新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所「長禅寺」の門前町

キャノン5Dを持ち出して、新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所にもなっている取手長禅寺の周りをスナップしました。

 バッテリーブースター付きで撮りました。重い!・・・です。そんなにたくさん撮るわけでなし、バッテリーブースターなど必要ないのですが、ただ何となくw…

 長禅寺は利根川に面した小さなでも結構高い丘の上にあります。眼下に取手宿の街並みと大きな利根川の雄大な流れが見渡せます。

 本陣通りから長禅寺に向かう大師通りです。正面が長禅寺です。本陣通りとの角には奈良漬けで有名?な新六さんがあります。江戸時代水戸街道の取手宿は酒造りが盛んで何軒もの造り酒屋がありました。そこの酒粕を使って奈良漬けが作られました。

 長禅寺の山門に向かう石段です。ひな祭りの時、緋もうせんを敷いてお雛様を飾ります。利根川を背に長い石段を登った先に長禅寺の山門があります。

 脇に小さな公園(大師公園)があって大きな桜の樹が植えられています。春には桜の花が満開で、とてもよいお花見スポットです。

 ここから左回りに門前町というか飲み屋街が続きます。

 まずは公園の隣にある木造の小さな一軒屋。ウィスキーの看板があるので酒屋だったようなのですが、雨戸が閉められていて今はだれも住んでいません。倒壊寸前w…(写真も意識したわけではないのに斜めになっているw…)

 その隣、軒を連ねてこちらは最近まで店をやっていた、酒屋です。坂口安吾は一時取手に住んでいたことがあって、その時に毎晩通って酒を飲んでいた、買いに来ていた酒屋です。多分。安吾は旅館か民家に泊まり込んで小説を書いていたようなのですが、冬場があまりに寒くて半年ほどで逃げ出したそうです。取手の町は気に入っていたようなのですが。

 お店を開いていた時も中央のシャッターだけ開けていて、なかでいつも3人ぐらいの頑固そうな爺さん達が椅子に座って酒を飲んでいました。酒屋ではなくて酒がいくらでもある倉庫のような感じでしたね。
 桜の時期に手前の大師公園で花見酒をしようと思って、ワンカップ酒を買いに行ったのですが「何しに来た」と言わんばかりの対応で、追い返された。「うちには、そんな酒は置いてない」って、酒屋じゃないのかよ!

 その先に店が続きます。パーマや市会議員事務所など、でもみんな空き家の状態です。

 これらの店?はみな裏は急な崖が迫っていて、崖の上に長禅寺が建っています。急こう配の斜面に切り込んで奥行きの狭い二階家が建てられています。この崖は法面も含めて、長禅寺の敷地だと思います。

家の裏に寺に上る石段があります。建屋の奥行が狭い!

 最近開店したスペイン、メキシコ?のBARです。夕方開店前に大きな寸胴鍋でアヒージョを仕込んでいます。

 

 奥行きがない敷地なのでスタンドだけの居酒屋です。夜になると飲み客でいっぱいです。

 家は立て込んでいて、みな二階家です。実はこれには理由があるようです。みな古くから、と言っても戦後でしょうか。一階の飲み屋で酒を飲んで、その後接待の女性を二階に連れ込んで過ごす・・・そういう店が、軒を連ねていたようです。

 最近開店したワインやビールとイタ飯系の食べ物を提供するDINING&BALです。この場所にはちょっとそぐわない感じのシャレたお店ですね。隣は小さな不動産屋さんです。その隣は、おもちゃのアクセサリーのお店?この二軒も開店休業状態です。DINING&BALはやってます。けっこう流行ってます。

 

 何の看板も出ていないのですが、この家も飲み屋です。たまに暖簾が掛かっています。開けているときは、それなりに常連さん?でいっぱいです。たま~に「どじょう入りました」て日焼けした古い手書きの張り紙が、出ているときがあります。

 洋風居酒屋、このお店も最近できたものですが、すぐに閉店状態?です。

裏はすぐに急傾斜地になっていて、大きな樹木がうっそうとしています。

 飲み屋街から少し外れた所にあるシャッターおろした家屋。以前は確か氷屋さんだったのでは・・・。そういえば最近、町の氷屋さんって見ませんね。製氷機で作るか、コンビニで買ってくるかで氷屋さんの需要はなくなったのですね。

ちょっとはずれにある割烹の飲み屋さん、地味な感じですが地元ではそれなりの評判です。

さらにその先、家並みが途切れるところの沖縄居酒屋、ツタにがんじがらめ。最近珍しい。

 ここが終点のT字路。道は左にまだ続くのですが、急傾斜地の法面が道の擁壁で止められています。その区間は「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されていて、大雨の時には災害危険区域の勧告が出されます。それだけ長禅寺は丘というより小さな山の上に建っているわけです。
 以前このカーブミラーの奥にタヌキを見ました。タヌキいたんですね。最近は見かけませんが、タヌキに代わってハクビシンが出没します。民家の天井裏などに住み着いて糞害が出ているようです。ハクビシンは勝手に捕獲、殺傷できないそうです。

 今回は「森山大道」の本に刺激されて、急に出かけての町撮りでした。キャノン5Dは重かったけれど、35-70mmなかなか良く撮れます。暑い中、バカデカイ一眼レフカメラをぶら下げて、大目立ちw… なんでも撮ってやろう・・・で改めて何が写っているのか見直している次第です。自分で写した写真に何が写っているのかって、ちょっと変ですがw…

 今回は、地元の撮りおろしでした。

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コメント
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