キャノンD5EF28-135mmVRで取手の街撮り
前回の門前町飲み屋街に引き続き、旧取手宿の街撮りです。重いキャノンD5のバッテリーブースター付きでw…
インナーフォーカスで鏡筒が回転しないレンズなので、花形フードです。手振れ補正VR付きなので、ちょっと大きくて重い! バッテリーブースターを着けているので、さらに重い!! 首から下げているので、肩が凝る!!!
新六さんの脇の大師通りです。旧取手宿の本陣通りからの眺めです。
板塀が長禅寺に向かった通り沿いに建てられています。とても風情があります。店の建屋といいこの板塀、その奥の土蔵といい、とても雰囲気があります。街の景観保存で市から指導、補助が出ているのでしょう。
大師通り沿いには白壁の蔵があります。お雛祭りの時など開放して中を見させてもらえるのですが、その時の展示でお雛様が飾ってありました。普段は昔からの単なる物置のようで、整理されているようには見えませんでした。でもそれがまた旧家の余裕というか、こだわりが無くていいですね。何かお宝が出てきそう。
取手名物、新六さんの奈良漬け。いろいろな種類の奈良漬けが売られています。みな甘くておいしいです。
お隣の田中酒造さん。明治天皇が東北僥倖された際に立ち寄られ、この奥にある酒蔵で造られた「君萬代」が供されたたそうです。明治天皇は、お酒を大変好まれたそうです。ちなみに今上天皇もたいへん日本酒を飲まれるそうで、新潟の黒龍が特にお好きだそうです。
軒先の杉玉、酒林はこげ茶色で、今はまだ新酒ではない印です。もうそろそろ、11月頃になると緑色の新しい酒林がつるされます。新酒が造られたことのお知らせです。
低い二階家の建物で、窓にも木の格子があります。これは下の街道を行く大名、お殿様に対して上から見下ろすのは失礼にあたるということで、このような造りになっています。ここも古い板塀の造りです。
中は手前に倉庫、奥の突き当りに酒蔵があります。ここ数年はコロナでしませんでしたが、新酒が出るときに、ここの中庭で新酒の飲み会、屋台が出ます。酒蔵の中も見学できて、以前は船から搾り出た無濾過原酒を飲ませてくれました。だんだん人気が出て来て、最近は取り止めになってしまいました。
雨樋から流れ落ちた雨水を非常用防火用水として貯めています。今は使われてはいませんが。小さな郵便ポストが妙にこの場所の雰囲気にマッチしていますね。
大師通りを挟んで新六さんの向い側に、蕎麦屋「伊勢利」さんがあります。1782年(天明2年)に、取手宿の蕎麦屋さんとして始まり、現在13代続いてるそうです。長禅寺にあやかった「大師弁当」が有名です。昔からあるお蕎麦屋さんの味でお醤油色が濃くて、ちょっとしょっぱいです。
古いお店ではないのですが、西洋アンティークの趣味のお店です。
いつも閉まっていて、でも週一日くらいは開けているかな。お客は見かけたことがなくて、とても商売なりたっているとは思えない。
以前は雑貨や書籍も扱っていたのですが、今はまったく様変わりしています。
表の本陣通りから一筋南の路地沿いにあるお稲荷さん。本陣通りのお蕎麦屋さん「常陸屋」さんの裏のお稲荷さんです。商売の神様ですね。
その路地に咲くサフランのような黄色い花。秋咲きの草花とは、洋花が逃げ出したものかもしれません。きれいな黄色です。(通称「秋水仙」と呼ばれる洋花のようです。なんでこんなところにポツンと二輪だけ・・・可愛く咲いていました)
おまけ。利根川の向こう、西側の夕日の眺め。露出は、-1と-2。夕日はアンダーの方が雰囲気のある写真が撮れます。少し靄がかかった天候だったので、夕焼けの色は冴えません。
結局、中途半端な取手宿の街撮りになってしまいましたね。まあこれが今回私が散歩して目についたものだということですね。改めて撮った写真を見直してみて。
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