フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

キャノン5Dで街撮り

2023-09-15 21:42:51 | 日記

キャノンD5EF28-135mmVRで取手の街撮り

 前回の門前町飲み屋街に引き続き、旧取手宿の街撮りです。重いキャノンD5のバッテリーブースター付きでw…

 インナーフォーカスで鏡筒が回転しないレンズなので、花形フードです。手振れ補正VR付きなので、ちょっと大きくて重い! バッテリーブースターを着けているので、さらに重い!! 首から下げているので、肩が凝る!!!

 

新六さんの脇の大師通りです。旧取手宿の本陣通りからの眺めです。

 板塀が長禅寺に向かった通り沿いに建てられています。とても風情があります。店の建屋といいこの板塀、その奥の土蔵といい、とても雰囲気があります。街の景観保存で市から指導、補助が出ているのでしょう。

 大師通り沿いには白壁の蔵があります。お雛祭りの時など開放して中を見させてもらえるのですが、その時の展示でお雛様が飾ってありました。普段は昔からの単なる物置のようで、整理されているようには見えませんでした。でもそれがまた旧家の余裕というか、こだわりが無くていいですね。何かお宝が出てきそう。

 取手名物、新六さんの奈良漬け。いろいろな種類の奈良漬けが売られています。みな甘くておいしいです。

 お隣の田中酒造さん。明治天皇が東北僥倖された際に立ち寄られ、この奥にある酒蔵で造られた「君萬代」が供されたたそうです。明治天皇は、お酒を大変好まれたそうです。ちなみに今上天皇もたいへん日本酒を飲まれるそうで、新潟の黒龍が特にお好きだそうです。
 軒先の杉玉、酒林はこげ茶色で、今はまだ新酒ではない印です。もうそろそろ、11月頃になると緑色の新しい酒林がつるされます。新酒が造られたことのお知らせです。

 低い二階家の建物で、窓にも木の格子があります。これは下の街道を行く大名、お殿様に対して上から見下ろすのは失礼にあたるということで、このような造りになっています。ここも古い板塀の造りです。

 中は手前に倉庫、奥の突き当りに酒蔵があります。ここ数年はコロナでしませんでしたが、新酒が出るときに、ここの中庭で新酒の飲み会、屋台が出ます。酒蔵の中も見学できて、以前は船から搾り出た無濾過原酒を飲ませてくれました。だんだん人気が出て来て、最近は取り止めになってしまいました。

 雨樋から流れ落ちた雨水を非常用防火用水として貯めています。今は使われてはいませんが。小さな郵便ポストが妙にこの場所の雰囲気にマッチしていますね。

 大師通りを挟んで新六さんの向い側に、蕎麦屋「伊勢利」さんがあります。1782年(天明2年)に、取手宿の蕎麦屋さんとして始まり、現在13代続いてるそうです。長禅寺にあやかった「大師弁当」が有名です。昔からあるお蕎麦屋さんの味でお醤油色が濃くて、ちょっとしょっぱいです。

古いお店ではないのですが、西洋アンティークの趣味のお店です。

 いつも閉まっていて、でも週一日くらいは開けているかな。お客は見かけたことがなくて、とても商売なりたっているとは思えない。
 以前は雑貨や書籍も扱っていたのですが、今はまったく様変わりしています。

 

 表の本陣通りから一筋南の路地沿いにあるお稲荷さん。本陣通りのお蕎麦屋さん「常陸屋」さんの裏のお稲荷さんです。商売の神様ですね。
 その路地に咲くサフランのような黄色い花。秋咲きの草花とは、洋花が逃げ出したものかもしれません。きれいな黄色です。(通称「秋水仙」と呼ばれる洋花のようです。なんでこんなところにポツンと二輪だけ・・・可愛く咲いていました)

 おまけ。利根川の向こう、西側の夕日の眺め。露出は、-1と-2。夕日はアンダーの方が雰囲気のある写真が撮れます。少し靄がかかった天候だったので、夕焼けの色は冴えません。

 結局、中途半端な取手宿の街撮りになってしまいましたね。まあこれが今回私が散歩して目についたものだということですね。改めて撮った写真を見直してみて。

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新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所長禅寺門前町

2023-09-14 00:49:35 | 日記

新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所「長禅寺」の門前町

キャノン5Dを持ち出して、新四国相馬霊場八十八ヶ所一番札所にもなっている取手長禅寺の周りをスナップしました。

 バッテリーブースター付きで撮りました。重い!・・・です。そんなにたくさん撮るわけでなし、バッテリーブースターなど必要ないのですが、ただ何となくw…

 長禅寺は利根川に面した小さなでも結構高い丘の上にあります。眼下に取手宿の街並みと大きな利根川の雄大な流れが見渡せます。

 本陣通りから長禅寺に向かう大師通りです。正面が長禅寺です。本陣通りとの角には奈良漬けで有名?な新六さんがあります。江戸時代水戸街道の取手宿は酒造りが盛んで何軒もの造り酒屋がありました。そこの酒粕を使って奈良漬けが作られました。

 長禅寺の山門に向かう石段です。ひな祭りの時、緋もうせんを敷いてお雛様を飾ります。利根川を背に長い石段を登った先に長禅寺の山門があります。

 脇に小さな公園(大師公園)があって大きな桜の樹が植えられています。春には桜の花が満開で、とてもよいお花見スポットです。

 ここから左回りに門前町というか飲み屋街が続きます。

 まずは公園の隣にある木造の小さな一軒屋。ウィスキーの看板があるので酒屋だったようなのですが、雨戸が閉められていて今はだれも住んでいません。倒壊寸前w…(写真も意識したわけではないのに斜めになっているw…)

 その隣、軒を連ねてこちらは最近まで店をやっていた、酒屋です。坂口安吾は一時取手に住んでいたことがあって、その時に毎晩通って酒を飲んでいた、買いに来ていた酒屋です。多分。安吾は旅館か民家に泊まり込んで小説を書いていたようなのですが、冬場があまりに寒くて半年ほどで逃げ出したそうです。取手の町は気に入っていたようなのですが。

 お店を開いていた時も中央のシャッターだけ開けていて、なかでいつも3人ぐらいの頑固そうな爺さん達が椅子に座って酒を飲んでいました。酒屋ではなくて酒がいくらでもある倉庫のような感じでしたね。
 桜の時期に手前の大師公園で花見酒をしようと思って、ワンカップ酒を買いに行ったのですが「何しに来た」と言わんばかりの対応で、追い返された。「うちには、そんな酒は置いてない」って、酒屋じゃないのかよ!

 その先に店が続きます。パーマや市会議員事務所など、でもみんな空き家の状態です。

 これらの店?はみな裏は急な崖が迫っていて、崖の上に長禅寺が建っています。急こう配の斜面に切り込んで奥行きの狭い二階家が建てられています。この崖は法面も含めて、長禅寺の敷地だと思います。

家の裏に寺に上る石段があります。建屋の奥行が狭い!

 最近開店したスペイン、メキシコ?のBARです。夕方開店前に大きな寸胴鍋でアヒージョを仕込んでいます。

 

 奥行きがない敷地なのでスタンドだけの居酒屋です。夜になると飲み客でいっぱいです。

 家は立て込んでいて、みな二階家です。実はこれには理由があるようです。みな古くから、と言っても戦後でしょうか。一階の飲み屋で酒を飲んで、その後接待の女性を二階に連れ込んで過ごす・・・そういう店が、軒を連ねていたようです。

 最近開店したワインやビールとイタ飯系の食べ物を提供するDINING&BALです。この場所にはちょっとそぐわない感じのシャレたお店ですね。隣は小さな不動産屋さんです。その隣は、おもちゃのアクセサリーのお店?この二軒も開店休業状態です。DINING&BALはやってます。けっこう流行ってます。

 

 何の看板も出ていないのですが、この家も飲み屋です。たまに暖簾が掛かっています。開けているときは、それなりに常連さん?でいっぱいです。たま~に「どじょう入りました」て日焼けした古い手書きの張り紙が、出ているときがあります。

 洋風居酒屋、このお店も最近できたものですが、すぐに閉店状態?です。

裏はすぐに急傾斜地になっていて、大きな樹木がうっそうとしています。

 飲み屋街から少し外れた所にあるシャッターおろした家屋。以前は確か氷屋さんだったのでは・・・。そういえば最近、町の氷屋さんって見ませんね。製氷機で作るか、コンビニで買ってくるかで氷屋さんの需要はなくなったのですね。

ちょっとはずれにある割烹の飲み屋さん、地味な感じですが地元ではそれなりの評判です。

さらにその先、家並みが途切れるところの沖縄居酒屋、ツタにがんじがらめ。最近珍しい。

 ここが終点のT字路。道は左にまだ続くのですが、急傾斜地の法面が道の擁壁で止められています。その区間は「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されていて、大雨の時には災害危険区域の勧告が出されます。それだけ長禅寺は丘というより小さな山の上に建っているわけです。
 以前このカーブミラーの奥にタヌキを見ました。タヌキいたんですね。最近は見かけませんが、タヌキに代わってハクビシンが出没します。民家の天井裏などに住み着いて糞害が出ているようです。ハクビシンは勝手に捕獲、殺傷できないそうです。

 今回は「森山大道」の本に刺激されて、急に出かけての町撮りでした。キャノン5Dは重かったけれど、35-70mmなかなか良く撮れます。暑い中、バカデカイ一眼レフカメラをぶら下げて、大目立ちw… なんでも撮ってやろう・・・で改めて何が写っているのか見直している次第です。自分で写した写真に何が写っているのかって、ちょっと変ですがw…

 今回は、地元の撮りおろしでした。

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キャノン5DとSONYα7+CONTAXGレンズプラナー45mmF2

2023-09-11 00:52:56 | カメラ

キャノン5DとSONYα7+CONTAXGレンズプラナー45mmF2でお散歩スナップ

 鬼海弘雄のフォト&エッセイに刺激を受けて、毎日散歩している場所でも何か発見があるかもしれないとスナップしてみることにしました。暑さも少しおさまってきたようで、出歩いても耐えられそうなので。

 キャノン5DとSONYα7Rです。この2台を持ち出してスナップです。キャノン5Dには大きくて重いバッテリーブースターを取り付けています。重い!レンズは35-70mmの標準ズームです。

 

 SONYのα7R、レンズはカールツァイスプラナーF2/45mmT*です。コンタックスG1,G2の標準レンズですが、非常~に素晴らしいレンズです。45mmという微妙に広角よりの焦点距離もイイですね~w…
 レンズはアダプターリングで取り付けているのですが、AFは効かないのでギザギザのフォーカスリングでマニュアルでピントを合わせます。AEは効いています。

 少し涼しくなってきたので、この2台を持ち出してお散歩スナップしようと思います。

まずはSONYα7にカールツァイスプラナー45mmを着けて。

 トケイソウはF2.8で撮ったので被写界深度が浅く、きれいなボケが出ています。露出はAEだったのですが、花の白がややオーバー気味ですね。午後3時過ぎの日陰の光なので色の再現性がいまいちです。あっさりした発色です。でもよく見るとコントラストの強い被写体なのにハイライトが跳んだりアンダーの緑がつぶれたりしていませんね。さすがツァイスレンズの素晴らしい再現性です。

 赤いサルスベリです。盛りを過ぎてしまっていて花の赤色が、色あせてしまっています。でも色の再現性は良いです。光が足りないと晴天の日は、色温度が高くなって青っぽくなってしまいます。逆に日向の写真はコントラストが強くて快調性が極端に出てしまいます。この写真はソフトなコントラストで素晴らしい写りです。さすがツァイス。プラナーはシンプルなレンズ構成で、京セラのコーティング技術と相まって色補正、再現性が素晴らしいレンズです。撮り手のヘボさを助けてくれますw…

 おまけの写真、オレンジピール入りの三つ編みパン。家人が作ってくれました。美味しそうに写りましたが、ほんとに美味しいんです!
 室内の蛍光灯の光ですが、自然な色調が再現されています。

 

 続いてキャノン5D EF35-70mmF1:3.5-4.5のレンズです。バッテリー2本がセットされるブースター、重いです。でもカメラが重いのでその分手振れは防げます。このレンズはAFですが、手振れ補正機能はありません。キャノンの一眼レフは、ボディー側に手振れ補正機能は付いていません。

ブースターには縦位置での撮影のためのシャッターボタンがあります。

 

 広角側(35mm)と望遠側(70mm)での撮影です。露出はー1補正です。5DのAEがオーバー気味なので。
 良く写っていますね。上の写真のα7もややオーバーですね。もともと花の白とバックの暗い緑が画面の広い範囲を占めているので、アンダー補正を必要とするショットですね。プラナーと比べるとコントラストが強く出ています。まあそれなりの表現です。

 

 これも露出の決めにくいショットですね。AEでー1補正です。+-0では、ハレっぽくなってしまうでしょう。まあそれなりの写りですかね。ゴーヤの写真はもう少しオーバーでも良いでしょう。ゴーヤの緑がつぶれてしまっています。

 鬼海弘雄は、街のスナップでは人は入れずに人の営みが強く感じられる写真を撮っています。私の写真も自分で改めて見直すと、人の映り込んだ写真は少ないですね。無意識のうちにそれを狙っていますね。赤瀬川源平さんの”トマソン”的な写真のような気もしますが、特に何か日常とは変わった被写体を撮ろうと思っているわけではありません。トマソンを探して撮っているわけではありませんが、目についたものにシャッターを切っています。でも写真としての作品にはあまりなっていないですね。何を訴えたいのかぼやけていて、写真のレベルが低い・・・です。
 きれいな写真を撮ろうとは思っていなくて、イイ写真が撮りたいとは思ってます。でもイイ写真って何だ? それを探して撮り続けているのです。

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