卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

2020年 紫苑のカタログいろいろ DE ROSA

2020年06月16日 09時30分48秒 | 紫苑のカタログいろいろ

 

 

デローザの創業者ウーゴ・デローザ氏は、12歳から自転車フレーム製作の修業を始め、1953年18歳で独立、デローザを興しました。フレームビルダーでプロチームのメカニシャンでもありましたが、絶頂期は年間50本ものフレームを1974年よりエディ・メルクスに供給した頃でした。現在もデローザのトップですが、実質的経営は息子のクリスティアーノ・デローザ氏が営んでいます。

 

「Gruppo Sportivo DE ROSA」というオーナーズクラブの命名者は、ウーゴ・デローザ氏ですが、2017年1月17日に「Gruppo Sportivo DE ROSA GIAPPONE」を発案・発足させたのは、ブランドを統括するクリスティアーノ・デローザ氏でした。日本での初イベントは、発足半年後、7月20日に「六本木ミッドタウン」で開催されました。G.S.DE ROSA入会資格は、「日直商会(日本代理店)を通じ、正式輸入されたデローザバイクのオーナーであること」で、年会費2000円を支払うと、オーナーズクラブ専用のWebサイト閲覧や、限定グッズの購入、開催されるイベントへの参加などができます。

 

今の芝パークビル(通称・軍艦ビル)の角に、シミズサイクルという、業界では知る人ぞ知る非常にマニアックな自転車店があります。40数年前、昔気質で気骨のある初代の店主と、気さくで人懐っこい声音高の奥さんが営んでおり、当時より海外製品の豊富なお店で、趣味人の方々には好かれ、遠くからお客が通っていました。ある日、訪れたAに展示デローザを示しながら、奥さんが話し出しました。「この車を購入・展示した時、テレビ局が取材にきて、貸し出したことがあるよ! 何かの番組に取り上げられたと思う」との事でした。金額は200万円相当のデローザのファニーバイク? と記憶しておりますが、何分古い話で、怪しい部分もありますが、「へ~これが!!」と見上げた覚えがあります。

年始めに「2020年4月末以後、一般車の販売修理として営業」との案内を頂きました。コロナ禍に紛れ、気になりながら訪問も出来ず、そのままになってしまいました。

 

1970年代のカタログと思われます。当時より、高嶺の花で、専門ショップまで出向くか、業界誌で写真を見ることしか出来ない自転車でした。街中で、簡単に見かけるような自転車ではありません。

カタログのロードレーサーと同様のフォルムを、エディ・メルクスのレース写真の中で見たような気がします。

 

 

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※ 掲載のコピーカタログにつきましては、著作権制限対象物に当たるか否か不明ですが、個人使用のみに限らせてもらっております。掲載物関係者の方で、御異議・苦情等があれば、ご連絡下さい。早期に削除等の対処をさせていただきます。

 

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