2022年「A&Kの菜園日記」冬野菜の準備(6)ネギの播種とブロッコリーの定植
10月2日に青首大根の間引きを行った後、遠出や天候不順、南鳥島近海で発生した台風の影響などで、なかなか畑に出られず、2週間以上が経ってしまいました。青首大根と同じ日に播種した辛味大根の間引きが、ずっと気になっていました。一度降雨があると、畑作業は翌々日になってしまいます。中1日が晴れてぬかるみがある程度乾かないと、作業にならないからです。17、18日と降雨があり、本日20日にやっと畑に出られる状態になりました。
10月20日 ネギの播種・ブロッコリーの定植 12:00~14:30
午前中は、昨日作った再生培養土の入ったプランター2つに、今回初めて栽培するネギ「永吉冬一本太ねぎ」を播種しました。種苗会社の説明書きには、「春まき・秋まきのどちらにも適した優良種、葉折れが少なく、軟白部のしまりが良い、食味の優れた冬ネギです。ベト病・赤さび病・ウィルス病などに強く、茎分かれのない合黒柄系の一本太ネギ」とあります。
(初栽培「永吉冬一本太ねぎ」種袋)
(10月20日 「永吉冬一本太ねぎ」の播種)
農水省の「ねぎの代表的品種3種類」の説明には、下記のようにありました。
「ネギの品種は500以上あり、大別すれば次の3種類になります。
加賀群は、白ネギの一種で夏に生長し、冬になると地上部が枯れて休眠するため、耐寒性が強く、積雪下の越冬率が高い品種群です。北海道や東北、北陸など寒い地域で多く栽培されています。分けつが少なく、白い部分が太いのが特徴です。下仁田ネギなど。
千住群は、夏だけでなく冬にも生長し、関東地方を中心に栽培された品種群で、土寄せを行い軟白させ、根深ネギ(白ネギ)として用います。黒柄系、合柄系、その中間の合黒柄系などあります。市販されている根深ネギは、ほとんどがこの千住群の品種です。
九条群は、青ネギ・葉ネギとも呼ばれ、低温・高温に強く、一年を通して栽培されています。京都が発祥地ですが、現在は西日本でも多く栽培されています。分けつ数が多くて葉が細く、葉鞘(白い部分)は短いが、葉身(緑色の部分)は長く柔らかで、辛みが少ない品種です」
(農林水産省 食育課「消費者の部屋」 平成28年6月)
畑には、お昼前に入りました。まだ一昨日の雨が乾ききらず、多少土が長靴にこびり付きますが、気にしておられません。
(10月20日 作業前の畑)
辛味大根は一部密生し生長し始めているものもあり、根に大根玉を付け始めているものもあります。1畝2条播種しましたが、全く芽の出ていない株もあり、また、生育が不調甚だしいものもあり、今回は芳しくありません。10分もかからず間引き終了です。今日の間引き菜は、結構大きくなっているものもあり、チョットした付け合わせには充分な大きさです。
(10月20日 間引きが遅れ密生した辛味大根)
(10月20日 辛味大根の間引き中 A )
(10月20日 間引きした辛味大根菜)
ホームセンターにブロッコリー苗を購入に行きましたが、時すでに遅く、良い苗は売り切れておりました。残り物のブロッコリー苗「緑嶺」の大苗を4本購入しました。畑のスペースが限られていますので、すでに終わったオクラ・ピーマンを撤去、展張マルチを剥がし、1畝分のところに「緑嶺」を定植しました。残留肥料を期待して、肥料・堆肥はすき込まず、軽く耕起しての定植です。青虫や鳥の餌になりやすいブロッコリーですので、忘れず防虫ネットを展張しました。
(残り物のブロッコリー苗「緑嶺」)
(10月20日 オクラ・ピーマンを撤去中 A )
(10月20日 ブロッコリー苗定植中 A )
(10月20日 ブロッコリーに防虫ネット展張・水遣り A )
4月23日に6株定植したナス「千両二号」には、半年間楽しませてもらいました。今年は、余り手をかけられず、追肥・追支柱や剪定も中途半端なままで終わってしまいましたので、反省が残るばかりです。オクラやピーマンの撤去は楽ですが、生長しきったナスは木質化し、根張りもしっかりしているので、抜き取り・撤去には結構な労力です。また、畑の整理整頓・残滓持ち帰りのため、撤去物はハサミで細断しゴミ袋に収納しやすくします。オクラ・ピーマン、ナスで45L袋に2袋の分量になりました。
(10月20日 ナスの撤去作業中 A )
(ゴミ袋に収納しやすく撤去ナスを細断中 A )
タマネギ苗床は、順調な発芽・生育状況のようです。11月中旬以降の定植に向け、台風や豪雨などは勘弁してほしいものです。
(10月20日 一応順調なタマネギ苗床)
(10月20日 白タマネギ・ネオアースの生育状態)
本日で夏野菜の影も形も無くなり、撤去・整理は完了しました。後は、冬野菜の順調な生育を望むばかりです。
(10月20日 夏野菜の影も形も無くなりました A )
(2022年10月20日の畑)