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六義園 & 旧古河庭園 散策

2017-09-10 10:30:50 | 東京
9月の東京。

以前から行きたかった庭園2つを訪れた。

まず、

1つ目は六義園







将軍綱吉の時、柳沢吉保という大名がこの回遊式築山泉水庭園を作ったらしい。

和歌を知る柳沢は、万葉集や古今和歌集の紀州和歌の浦の景勝を再現する庭としたということである。

その後、荒れた庭も、明治になって、岩崎弥太郎がこの庭を手に入れ、手入れをし、昭和になって、岩崎氏から東京都に寄付されたということである。


この庭を見た後、まだ行ったことのない和歌山市の紀州東照宮、和歌浦天満宮、御手洗池、和歌山城西の丸庭園、養翠園にも興味を持った。









茶店では、優雅に?大名気分で、抹茶をいただいた。



このあと、この六義園のすぐ近くにもう1つある旧古河庭園へ。

ここは、元々は、1894年不平等条約の関税自主権を撤廃したことで名高い人物の陸奥宗光の別邸だったところで、古川家の3代目が、大正時代に整備したらしい。

洋館は、鹿鳴館やニコライ堂建築のジョサイヤ コンドルが、日本庭園は、かの作庭家 植治こと小川治兵衛が作ったということで、ここに来るまで、治兵衛の庭好きにもかかわらず、うっかりそのことを忘れてた。

治兵衛は、京都だけでなく、東京方面まで、庭を手がけているのだ。

前にもブログにあげた国際文化会館の日本庭園がある。







洋館へは、ツアー時間外のため、入れず。








シーズンにはバラも楽しめる庭だ。


そのあと、階段を降りると、

治兵衛による庭だ。








川の流れも作り出し、石をふんだんに使っている。






茶室↓






崩れそうで崩れない石積で、治兵衛の力作だとか。




滝も取り入れている。







庭園内は、空いていて、独占状態。

この日は、9月初旬にもかかわらず、さして暑くもなく、ゆっくり散策できた。



東京にも見所満載の庭があって、庭巡りも愉し☻