【注意】短編なのにとても引用していて、ストーリーが分かってしまいます。
主人公淳平が16歳の時父親に言われたこと。
「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は
三人しかいない。それより多くもないし、少なくもない」
これが呪いのように淳平につきまとい、
それ以降新しい女性と知り合うたびに、
この女は自分とって本当に意味を持つ相手なのかと問いかけることになる。
そうであることを期待しつつも
限られた数のカードを人生の早い段階で使い切ってしまうことに
怯えもした。
この気持ちは十分理解できる。
でもそのような考えは1人目がダメでも
残り意味を持つ人と2人に出会えると思ったら、
真剣に付き合えなくなってしまう可能性がある。
そして3人目に出会った後は意味を持つ人と出会えないと思うと、
死ぬまで「この人が3人目」だと決められないだろう。
私もずいぶんそれに近い考えで生きてきてしまったと思う。
最後の人が決められない、というように。
(今まで付き合った人ごめんなさい)
淳平から2人目と決めた人が去った。
それから何ヶ月もして彼は今まで感じたことのない
「特別な感情」を抱くようになる。
「明確な輪郭を持ち、手応えをそなえた、奥行きの深い感情」
彼は身体のどこかで彼女の欠落を感じ続けるだろうと考える。
淳平はこの2人目と出会って変化している。
残りはあと1人ということになる。
しかし彼の中にはもう恐怖はない。
大事なのは数じゃない。
カウントダウンには何の意味もない。
大事なのは誰か1人をそっくり受容しようという気持ちなんだ、
と彼は理解する。
そしてそれは常に最初であり、最終でなくてはならないのだ。
(『日々移動する腎臓のかたちをした石』新潮社 村上春樹著)
問題は気持ちなんだよね。
いつもこの人は最初で最後の人なんだという気持ちで
人と付き合っていくべきなんだよね。
誰かを本当に受け入れようと思ったら、
その人が最後だという気持ちになるはずだもんね。
絶対。
もしかしてそれがうまくいかなくなって、その後別の人と出会ったとしても。
それはまたそういう心構えで付き合っていくのだから。
読んだ瞬間、
(あれ、なんか当たり前のことをそのまま言っているよ)
と思ったのは事実。
でもよく考えると、こういう内容は本文(太字)にあるように
直接的な表現でこそ訴えかけてくるものがある。
おまけにいざ他の言い方に代えようとすると
それ以外の言葉が見つからない。
さすがだな。
直接的な物言いが好きではなかったはずの私も
素直に受け入れられる。
そうあるべきだというように。
主人公淳平が16歳の時父親に言われたこと。
「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は
三人しかいない。それより多くもないし、少なくもない」
これが呪いのように淳平につきまとい、
それ以降新しい女性と知り合うたびに、
この女は自分とって本当に意味を持つ相手なのかと問いかけることになる。
そうであることを期待しつつも
限られた数のカードを人生の早い段階で使い切ってしまうことに
怯えもした。
この気持ちは十分理解できる。
でもそのような考えは1人目がダメでも
残り意味を持つ人と2人に出会えると思ったら、
真剣に付き合えなくなってしまう可能性がある。
そして3人目に出会った後は意味を持つ人と出会えないと思うと、
死ぬまで「この人が3人目」だと決められないだろう。
私もずいぶんそれに近い考えで生きてきてしまったと思う。
最後の人が決められない、というように。
(今まで付き合った人ごめんなさい)
淳平から2人目と決めた人が去った。
それから何ヶ月もして彼は今まで感じたことのない
「特別な感情」を抱くようになる。
「明確な輪郭を持ち、手応えをそなえた、奥行きの深い感情」
彼は身体のどこかで彼女の欠落を感じ続けるだろうと考える。
淳平はこの2人目と出会って変化している。
残りはあと1人ということになる。
しかし彼の中にはもう恐怖はない。
大事なのは数じゃない。
カウントダウンには何の意味もない。
大事なのは誰か1人をそっくり受容しようという気持ちなんだ、
と彼は理解する。
そしてそれは常に最初であり、最終でなくてはならないのだ。
(『日々移動する腎臓のかたちをした石』新潮社 村上春樹著)
問題は気持ちなんだよね。
いつもこの人は最初で最後の人なんだという気持ちで
人と付き合っていくべきなんだよね。
誰かを本当に受け入れようと思ったら、
その人が最後だという気持ちになるはずだもんね。
絶対。
もしかしてそれがうまくいかなくなって、その後別の人と出会ったとしても。
それはまたそういう心構えで付き合っていくのだから。
読んだ瞬間、
(あれ、なんか当たり前のことをそのまま言っているよ)
と思ったのは事実。
でもよく考えると、こういう内容は本文(太字)にあるように
直接的な表現でこそ訴えかけてくるものがある。
おまけにいざ他の言い方に代えようとすると
それ以外の言葉が見つからない。
さすがだな。
直接的な物言いが好きではなかったはずの私も
素直に受け入れられる。
そうあるべきだというように。
抽象的な表現から的確な解釈が出来ません。。。
だから解りやすい言葉で言ってくれると
ダイレクトに入ってきます。
(最近は思考力が低下したのか、鈍感になってきたのか、
オバサン現象か?噛み砕けません。)
でも歌詞に限っては、
「愛してる」とか「I LOVE YOU」とか、
直接な物言いは嫌いです。
だからマサムネは良いのです。
あっ、でもミスチルも好きです。
私は248の通りからあるべき方向を見て、
かなり大きい看板だけ発見したよ。
ねえ、「赤から」ってもしかして「あから」って読むの?
「akakara」となっているんで、
多分「あかから」で良いんじゃないでしょうか?
豊田店は行ってないけど、
名駅の「赤から はなれ」は行きました。
ちょっとだけおしゃれっぽいかな。。。
それと、生ビール「エビス」があったんで、
こちらに軍配!!!
やっぱり「あかから」だね。
せせりも食べたぁい。