『風の歌を聴け』で鼠が語った小説。
自分の乗っていた船が太平洋のまん中で沈没。
鼠は浮き輪につかまって星を見ながら1人っきりで夜の海を漂っている。
そこへ女が泳いでくる。
2人は世間話をする。
夜が明けると女は島がありそうな方に泳ぐという。
鼠は島は無いかもしれない、それよりここに浮かんでビールを
飲んでれば、きっと飛行機が救助に来てくれるさ、って言う。
けれども女は1人で泳いでいってしまう。
女は2日と2晩泳ぎ続けてどこかの島へたどりつく。
鼠は飛行機に救助される。
何年か後、2人は偶然会う。
女は自分が間違っていたと思うか問う。
鼠は、みんな間違ってるのさと答える。
私はこの2人について、何か間違っていたかを随分と考えた。
両方正しかった。
みんな同じ、さ。
自分の乗っていた船が太平洋のまん中で沈没。
鼠は浮き輪につかまって星を見ながら1人っきりで夜の海を漂っている。
そこへ女が泳いでくる。
2人は世間話をする。
夜が明けると女は島がありそうな方に泳ぐという。
鼠は島は無いかもしれない、それよりここに浮かんでビールを
飲んでれば、きっと飛行機が救助に来てくれるさ、って言う。
けれども女は1人で泳いでいってしまう。
女は2日と2晩泳ぎ続けてどこかの島へたどりつく。
鼠は飛行機に救助される。
何年か後、2人は偶然会う。
女は自分が間違っていたと思うか問う。
鼠は、みんな間違ってるのさと答える。
私はこの2人について、何か間違っていたかを随分と考えた。
両方正しかった。
みんな同じ、さ。
その点からいくと
鼠は努力しているのに
うまくできていないようなので
この章は「がんばれ」と応援したくなります。
大概の人は僕みたいにうまくなんかできないですよね。
でも方法を知っていて、努力することは大事ですね。
「相手の話を黙って聞いてやること」
鼠が
「はっきり言ってね、みんな間違ってるのさ。」
というところで
僕なら
「どうかな?」
と答えていただろうな。