台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

新婚さんいらっしゃい!~台湾の結婚式~

2007年05月11日 | 台湾の話
 いよいよわが家の兄弟最後の結婚式がやってきた。一番下の妹とイギリス人の彼の晴れの日。

 さて、台湾では披露宴の会場は昔なら、特に田舎では車道に張り出した形でテントをはり会場を設営するのが一般的だった。近所に多少迷惑がかかっても「いずれはわが家」というお互い様の考え方で、特には問題なかった。いまは迷惑がる人が増えたので、田舎でもそんな風景があまりみかけなくなった。かわりに会場となったのはホテルやレストラン。

 わが家の場合は、近所の小学校に体育館をレンタルできたので、「道ばたでテント」をやらないで済んだ。会場費は5,000元+1,000/1hの電気代+100元/1テーブルの掃除代、合計14,000元(およそ50,000円)。料理は専門業者に依頼して8,000元/1卓10人のコース、一人約3,000円弱。

 席は、日本のように一人一人が決まっているのではなく、一部「男方親友」(新郎側の親戚・友人)、「男方友人」(新郎側の友人)の指定テーブルがあるほか、大方は適当にすわることになる。知らない人同士が同じテーブルで食事することも珍しくないので、たまに「無銭飲食」のホームレスに狙われるとか。実際今回は、受付で危うくタバコやキャンディーをどさっと持っていかれそうになったそう。

 服装に関しては、日本はスーツに白基調のネクタイが基本だが、台湾では全身真っ白や真っ黒でなければ何でもOK。田舎や暑い時期の出席は、スーと等正装の参加は逆に浮くかも。ちなみに「白」はウェディングドレス以外、「葬式」を連想されやすいので、日本の感覚でお祝いの席に白いネクタイは絶対避けること。

新婦とお母さんがおめかし中


新婦宅の前に、お祝いの軸や布が貼られている


新郎と新婦が会場に到着


体育館内は調理場がないので、会場入口の向かいにテントを張って臨時調理場の出来上がり

会場入口の右が受付。そこで記名をしてご祝儀をわたす

新郎新婦の顔がプリントされた色紙にご芳名を!

来客の名前とご祝儀の金額を記入する受付帳


お祝儀袋は真っ赤なもの。表には気持ちを込めて「祝新婚{言志}禧」「宜室宜家」の一言をそえる


台湾では入り口受付でタバコやキャンディーと一緒に、カップルの「婚紗照」(結婚写真、名詞サイズ)を配るのが流行り。


体育館2階から見た盛大な会場風景


新郎新婦ならびに双方の両親が舞台上でご挨拶


新郎新婦の「交杯酒」(酒杯をかわす)


新婦の「日本組」姉二人が「KISS ME」を熱唱して祝う


「KISS ME」の終わりに、かわいい甥っ子が登場し「STUART!!」「KISS ELLY!!」「KISS 靖貽!!」のカードを挙げた。これが会場にウケた。


引き続き「台湾組」の兄と姉が「祝{イ尓}幸福」(幸せを)を熱唱。


新郎側の来賓席。初めてお箸を使った感想は??



新郎新婦ならびに双方の両親が客席を回り、「謝酒」(ご出席へのお礼)をする


披露宴が無事に終わり、みんなでパシャリ


新郎と新婦が出口で来賓を送り出すときの幸せな2ショット






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