まずはこちらの看板。題して「全国最大購刀網站」。訳して「全国が最大で刀のウェブサイトを買う」。...うんん?英語の訳もかなりアヤシい。
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正解は「全国最大の刃物購入サイト」
てなわけで、中国語を操る人にとって、日本語の助詞(てにをは)は難しいね。中国語は語順で意味が決まる言語だから。わたしも日本語の助詞にさんざん悩まされた思い出があるのでよくわかる。
そんな間違いだらけの訳を見せて、恥ずかしくないの?と思われるかもしれないが、日本語があるといかにも「うちはグレートが高いのよ」のアピールになるから、間違いなんのその、とにかく「つけちゃえ!」というのりだ。
でも、ここでの本題は「網站」という言葉。直訳して、ネットステーション、要するにインターネットの拠点ということだ。
それをうまくもじった店を発見↓
よくご覧あれ。
まさに正真正銘のネットステーション、網屋さんだ!(業界ならではの特権)なんともレトロな店構えに、店主のシャレが冴え渡る。難点は、ネット検索などで、本当に網屋さんに用事のある客は、いったいこの店の存在に気がつくのだろうか?
まあ、そりゃいいとして、こんなシャレた店名ができるのも、中国語の漢字が生きてる証拠だ。漢字一つ一つが意味を持っていて、意味さえ通れれば、TPOに応じて新たな意味が生まれる。まさに中国語の漢字の妙である。
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