グッドぐんま 2

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イカリモンガ  蝶と蛾の違いは?

2015年11月09日 20時55分05秒 | 自然観察
「蝶と蛾の違いは?」 と訊かれたら、何と答えたらよいのでしょうか?
「昼間に活動するのが蝶で、暗くなってから活動するのが蛾」、「翅を閉じてとまるのが蝶で、開いてとまるのが蛾」、「触角が細いのが蝶で、太いのが蛾」などが、一般的に言われる蝶と蛾の区別方法でしょうか。あるいは、もっとざっくり、「きれいなのが蝶で、気持ち悪いのが蛾」なんて言い方をする人も居そうです (^^;)

イカリモンガ 鱗翅目(チョウ目)イカリモンガ科


イカリモンガは、昼間に活動し、とまる時には翅をたたみ、触角が細いですが、所謂、蝶の仲間ではなく、蛾と呼ばれる種類です。


鱗翅目(チョウ目)のうち、アゲハチョウ上科、セセリチョウ上科、シャクガモドキ上科(日本にはいない)の3上科のことを、蝶と呼び、それ以外のものが蛾とされているようですが、外見や生態的特徴で蝶と蛾を明確に区別することはできません。
鱗翅目を蝶と蛾に分けることは、あまり意味のあることではないのでございます。

余談ですが、私の妻は、蛾の鱗粉には毒があると頑なに信じております・・・ (^^;)