バードストライク 意外に多い建物への衝突

「バードストライク」は、鳥が人工物等に衝突する事故のこと。
１月３日には、新千歳発神戸行き日本航空3302便（ボーイング767-300型機）が、離陸直後に左エンジンに鳥を吸い込み、新千歳空港に緊急着陸したという事故が発生しました。幸い231人の乗員乗客には怪我をした人はいませんでしたが、エンジンは大きく破損していたそうです。

バードストライク？日航機エンジン停止・緊急着陸　読売新聞

バードストライクというと、大事故につながりかねない航空機と鳥の衝突事故がクローズアプされますが、それだけではありません。
私たちの身近な場所でもバードストライクは発生します。建物への衝突事故です。

今日、職場の建物のすぐ横の地面でバタバタともがいている鳥を発見。近付いて見てみるとシメでした。
窓ガラスに衝突して脳しんとうを起こしたらしく、ぐったりしています。
保温のために発泡スチロール容器にいれてやりました。

目がうつろです。立ち上がることができません。大丈夫かなぁ・・・


数分後、少し元気になったようで、自力で立ち上がりました


目にも輝きが戻ってきました


この直後、シメは力強く羽ばたいて飛んでいきました。よかった、よかった(^^)

職場でのシメの衝突事故に遭遇したのは昨年２月に引き続き２回目です。
また、昨年11月７日には、やはり職場の窓ガラスに衝突したと思われるキビタキ若鳥の死体を確認しています。

キビタキ（若）の死体


職場の周りには野鳥がたくさんいますが、なぜ１階の窓ガラスに衝突してしまうのでしょうか？
猛禽に追われた鳥が職場の窓ガラスに衝突したのが目撃されたことがあるので、カラスや猛禽に追われた小鳥が慌てて逃げる途中で衝突した可能性があります。また、周りの緑が窓ガラスに映り込んでガラスがあることに気付かずに衝突してしまうのかも知れません。
それにしても、建物へのバードストライクは意外に多く発生しているのは確かだと思います。

バードストライク　Wikipedia

バードストライク　ＥＩＣネット環境用語集