誰かの痕跡

2007-05-11 22:07:01 | 日記風
 ふと手にしたお札のちょうどすかしの所に「B」と読める字が鉛筆で記入してあった。
 なんの為の「B」? 

 何かで大量の札を数えていた人が、1つのまとりまりとしてつけた付けた印なのか、はたまた、これを以前手にした誰かがお札は本当に巡って自分の所へ帰ってくるものだろうかと思って付けた目印なんだろうか? 

 「B」を巡ってふと考えた。
 確かに、お札って人と人の間を巡ってるものだなって改めて思った。自分の手にするとそれは紛れもなく自分のものって気がするんだけど、いつかは手放し誰かの手に渡る、絶対的な自分の所有物じゃないんだよな。

 人と人の間を巡っていると、なんとなく血が通った素敵なものの気がしちゃうんだけど、そうでもないよね。

 素敵って言うより、もっと生々しいこと考えちゃう。ロマンの代物じゃない。

 そう考えるとちょっと淋しい。
 誰かの痕跡の付いた「B]の札は、さっとさと手放した。
 平たく言えば、使っちまったってことね。

 
 真夏日と言われる日でも何となく風邪が引けた私。どうも首が冷えるのがいけないらしい。
 そうそう、よくお婆ちゃんが、夏場でもネッカチーフとかしてたって。
 って年寄りか?! 冷え性って言うか、新陳代謝が悪いんじゃない?