ゴミ収集の男たちが気持ちよくオペラを歌ってゴミを集めていると、そこから遺体が出てきた。
デイジーと一緒に住む気で家を借りたが、それを彼女に渡してしまったスイーツは、FBIの自分の部屋で寝起きをしている。
いい加減に家を借りたらどうだとブースが様子を見に来た。もう2週間もここにいるらしい。
事件の電話が入るが、見かねたブースが自分の家に2,3日泊れという。
現場で会ったブレナンにそれを告げるが、困ってる人は助けないといけないと、逃亡で学んだと受け入れる。
遺体は20代前半から半ばの女性だ。ホッジンズは幼虫の様子から見て死後36時間という。臓器がないから現場にいるサローヤンは出番がない。
そんな時間で骨だけになってしまうなんて…と言ってるブースに皮膚などははぎとられているとブレナンがいう。
ホッジンズが臓器だけ入った袋をゴミ収集車の中から見つけた。サローヤンはそれを受けとろうとして、袋が破れ、その辺に散らばる。
みんなスイーツ頑張れ(失恋から立ち直れ)と仕事に頑張れムードだ。
フィッシャーに顔に切り傷があるとブレナンがラボで説明している。他の部分にも切り傷がある。
アンジェラはあまりの様子にこんな遺体になる前に死んでいたのよねと確かめるが、みんなそうだと言うが、実はサローヤンは嘘だという。臓器の損傷具合から見て、死ぬ前にこうなった(というかだから死んだ)らしい。
そのあと他にどんなむごい殺し方があるか、フィッシャーとブレナンが言い出す。
顔に傷が多すぎて復顔は無理だ。今回アンジェラはここでは仕事がない。
しかし、サローヤンは残っている、耳や鼻から復顔できるかもしれないと言いだす。
スイーツはパーカーの部屋を臨時で使うことになった。
そして現場写真を見せられ、バラバラになっていることにこれはひどいという。
ラボではホッジンズがスイーツはブースの家にどれくらいいるか賭けないかと言いだす。
サローヤンは4日というが、アンジェラは永久にという。そして2人の子どもになるという。
ホッジンズは1か月くらいと思っていたようだ。
遺体をバラバラにした犯人は残忍で巧妙だという。
画像に残っていた顔の皮膚を取り入れて復顔をする。
ホッジンズとアンジェラはその顔に驚く、自分たちの息子が好きなアップルソースの店の女性だ。
ブースとブレナンはアップルソースの店に向かう。経営はジェシカとブルックがしている。ブレナンはクリスティンも好きだと言った。
そこは昔ながらの手造りの職人の街だ。
フイッシャーはラボで骨にV字型の深い傷があるのを見つける。
歯はぎざぎざのはずだという。
ブルックにジェシカの死を報告すると、ブルックは泣きだした。
最後に会ったのは、土曜日だという。午前中市場で品物を売って、そのあと、彼女は無料診断所へ行ったらしい。
そんな中ブースはアップルソースが9ドルもすることに驚いている。
ブレナンに改めて聞くと、農薬も添加物も使われていないと厳選されたものだからだという。
ジェシカが無料診断所に行ったのはテリテマトーデス(SLE)だったからだという。
販売で各地を回る予定があったから、その前に診療に行ったという。
怪しい人はいなかったというと、アダムという精肉店の男が付きまとっていたという。肉をくれるらしい。向かいの店にいるとブルックは言う。
アダムを訪ねると、アダムはどの企業より安全な肉を売っているという。ホルモンを使わず、草で育てた牛だという。
アダムはショックを受けている。ブレナンは証拠からすると犯人は力が強くて鋭い刃物の扱いに慣れていると説明した。
アダムは自分が殺したというのかというが、店につぎ込んで生活が苦しい彼女を助けていただけだという。
見返りは?と聞くブースに求めてないとアダムはいう。ある男に脅されたらしい。
ラボでゴミの中にホッジンズが紙幣を見つける。アンジェラが調べると100ドル札を20枚持っていた。生活が苦しかったというわりにはおかしな話だ。
ホッジンズは事件の日市場で売っていたというからその売り上げかもしれないというが、アンジェラは違うという。紙幣は連番だ。市場で2000ドル稼ぐのも無理だという。
サローヤンが来ると、何故毎月血液検査を受けていたのだろうという。SLEだったからでしょうとアンジェラがいうが、彼女は健康体だったという。
ブレナンは家でクリスティンに食事をさせながら、スイーツにアップルソースが9ドルもするのは…という話をするが、スイーツは顔が見えない企業より安心できると言いながら、洗濯ものをたたんでいる。
ブースがスイーツを迎えに来るが、スイーツはホテルに移るという。ホテルに移ったら飛んでもない家を借りるぞと言うが、自分の下着をたたんでるのを見て、何故させているとブレナンにいうが、洗濯も掃除もしてくれるから助かるという。
しかしブースは男に男の洗濯物をたたませるなという。キャプテンアメリカのパンツだ。
ブレナンはブースも古いものが好きなんだという。
スイーツと医者の所へ聞きこみに行く。医者はジェシカは健康だったという。
じゃ、何故彼のところへ行っていたのかは、個人情報だから言えないという。
ブースは彼女とドラックの販売をしていたのかという。スイーツもそういう医者はいる、彼女も金に困っていてというが検診に来ていたと医師に言われる。
医師は彼女は毎月性病の検査に来ていたという。
売春をしていたのかと聞くが、医師は健康管理だけだから、生き方にまで口を出さないという。
フィッシャーは令状がなければ、包丁を見せないと言ったアダムの店からブタの骨を手に入れていた。サローヤンに説明をしている。サローヤンは褒めているが、後悔するかもという彼独特のマイナス思考の話をしだす。
アダムが殺したのなら、商品と同じ切り口だという。
しかし、アダムの着る骨はスパッと切られている。ジェシカの切られ方とは違う。
彼女は喉も切られていた。その切り方からして右利きだという。アダムは左利きだ。
行こうとしたサローヤンに売春、ゴミに遺棄、切り裂きジャックの仕業さという。
サローヤンは言い方がないのか、肯定してるのか、ただ息を飲む。
10時過ぎ、サローヤンが帰ろうとすると、まだ暗いラボの中、フィッシャーが骨を見ている。
サローヤンはジェシカの胃の中にラビオリが残っていたのを調べていたらしい。
フィッシャーは骨を調べていたという。ランタンの光の下で?と聞くと、微細な傷を見つけやすいという。
死亡時の傷とは違うものを見つけたという。
しかしランタンの明かりの下で骨を見るフィッシャーの方がよほど不気味だ。
家に帰ったブースはスイーツは風呂のジャグジーの中で何をしているとブレナンに聞く。
要は自分より先に風呂に入られたのが、気にいらないらしい。
そこへフィッシャーがやってくる。両手首に微小骨折があると言いに来た。明日まで待てないのかというブースを放っておいて、拉致、監禁か、連続殺人かとスイーツまで言い出す。
フィッシャーは切り裂きジャック復活だとまた始まった。
翌日のラボ、アンジェラはホッジンズに私は美術が1番好きだと言っていた。
しかし、ホッジンズはここの仕事も好きだという。
そこへサローヤンがやってきて、ジェシカが飲んだ酒の種類を知りたいという。ジンは判るが、カンゾウというとなんだという。
ホッジンズはオールド・トム・ジンだという。カンゾウで甘みをつけた英国の古い酒だという。
しかし今じゃ珍しいものだ。アンジェラが調べると、ジェシカ達の店の少し先の 蒸留所で作っている。
所有者はドクター・コール・リース、ジェシカを診ていた医者だ。
ブースとブレナンは医師の元へ向かった。患者としていくなら、覆面警官になる必要もない。
コールは2003年に教唆罪で逮捕されている。そして彼は蒸留所を始めた後で診療所を志願していた。
ブレナンは切り裂きジャックも医者だったという説があると言いだす。
コールのところへ付くと、彼も相当な懐古趣味だったらしく、古い蓄音器がある。部屋からは音が流れていて、女性の悲鳴にも似た声が聞こえる。
ドアを開けると下着姿でベットに縛られた女性がいる。コールはナイフを持っている。
ブースが銃を突きつける。
コールは事情聴取室に連れて行かれ、スイーツが話を聞く。
彼は罪のない遊びだという。ジェシカも買っていたらしい。自分に正直なだけだという。
若い女性を拉致したくないから、金で囚われの乙女を買ったという。
そういうのを心理学では性的倒錯者というとスイーツはいう。
女は酒を飲まされていた。それを女性が手錠は初めてだというので、緊張を解こうと思ってのませたという。
しかしジェシカはそれで手首を微小骨折していた。可哀想だと思いコールは血を流すジェシカの手錠を外したが、次に瞬間大男が入ってきて、リードを投げ飛ばしたという。
スイーツは元締めかというが、男は激怒していたが、何も言わなかったという。リードはクローゼットに入れられていたといういう。
古い医療道具も彼は持っていたが、それも押収するという。コールは大切なものだから隠していただけだという。
ラボで器具を見るが、ジェシカを殺したものより、全て荒いものばかりで、一致しない。
ブレナンとフィッシャーは器具を見ていくが、ジェシカの傷のある骨の模型を作って合わせていく。やはり一致しないのだが、どの傷も45℃で切られていると判る。
しかも全部上から下へだ。正確に切られている。
コールが犯人出ないことだけは判ったが――――。
大男というわりには、実はジェシカの見方だった。犯人はもっと身近にいたりする。
ブースもアップルソースを気にいったし、スイーツもこのまましばらくいつきそうだし…。
ある意味ハッピーな話の回でした。