BONES(ボーンズ)4 無垢なる者の牙 ※お願い

2016-04-04 18:00:00 | BONES




Bones [4x04] The Finger in the Nest


 ブースが息子のパーカーと世界で美しいものの話をしている。ブースにとってはアメフトだ。



 そしてパーカーとアメフトというより、



 ボールを投げ合うが、



 寝転んだ2人の目に、木の上にある巣が飛び込んでくる。


 
 中を見てみようとブースがパーカーを巣の高さまで持ち上げるが



 彼が見つけたのは、誰かの指の骨化しかけたものだった。


 アシスタントは最年長のスコット・スタ―レック(Scott Starret )だが、子どもには白骨化した指でも宝物に見えるとサローヤンに話す。



 ブースはパーカーを家に1度連れ帰ったが、ブレナンは現場へ急ぐ。

 指には動物に齧られたあとがあり、指についていたネバネバは桜の木の樹液だったとホッチンズが言っている。

 アメリカガラスの巣に指はあった。行動範囲は20キロ未満だ。


 ブースはパーカーをFBIに連れて行き、パーカーがトラウマになったらどうしようかとスイーツに言っている。

 スイーツは子どもは死を理解できないといい、今、その話をするのは逆効果だ。症状が出たら、相談してくれと言い、去った。



 ブレナンも心配するブースに5歳の時、死んだ老女を見たが、平気だったと話した。



 しかし相手はブレナンだ。骨と友だちだ。息子が死んだ人の指だと知ったらおかしくなると過剰にブースの方が反応している。

 ポッサムというタヌキのような生きものが残りの遺体を食べていた。ブレナンは人を怖がるといい、ブレナンが追い払おうとした。なくなった…食べられた部分が多い。それでもPDAとポーチが残っていた。

 死んでいるポッサムもいる。被害者は毒殺の可能性があった。だからそれを食べたポッサムが死んだ。しかし、ポッサムはストレスが強いと死んだふりをするという。ブレナンがポッサムを起こすと起きて逃げて行く。それをブースに捕まえてという。証拠を食べているから逃がすわけにはいかない。

 スターレックは35~40際と判断した。身長は173~178センチだ。そして男性と判る。

 死亡は4日前、そのあと、あの場所へ遺棄された可能性が強いとサローヤンが確認した。失血死のようだが、死因になった部分の型をとり、凶器を特定しなければならない。

 ホッチンズはポーチには牛のペニスの微粒子があるという。それを鑑定する様子をスイーツがじっと見ている。どうもカウンセリングのお誘いらしい。



 アンジェラは復顔は欠けている部分が多く難しいが、それでも3名とマッチしたという。



 R・サンチェス 24歳

 M・ミンデス バスケのコーチで39歳

 セス・エリオット 獣医で37歳



 スコットが前の2人は若い、背が高いと却下されたがエリオットは合致するという。そして牛のペニスは犬用のおやつだという。獣医だったら知ってるという。

 アンジェラは何でそんな知識があるの?と聞くがサローヤンはいろいろな職を経験してるからよという。

 スコットは息子4人に犬7匹だという。モルモット14匹にへび1匹の世話もしている。ならアンジェラも納得だ。


 妻が呼ばれたが、元妻だという。



 嫌いなポーチを持っているという。それに血がついてると気味悪げだ。木曜日にブランド―を迎えに来る約束になっていたらしい。それも共同親権の犬だ。

 元妻は犬を抱き締め、元夫の死を悲しんだ。夫のセスが好きだったという。



 ブースは別れた夫の為に泣く妻は珍しいという。

 ブレナンが泣いている間犬を預かる。




 元妻は別れたくなかったが、深刻なギャンブル癖があった。丸裸で帰ってくるかダイヤの指輪かどちらかで戻ってきたらしい。

 ブースには耳の痛い話だ。

 家を失った時、これで目が様してほしくて離婚を切り出した。聞き目はなしだ。

 ブースは胴元は誰だと聞く。元妻は知らないという。

 

 受付兼助手のカレンに話を聞くことになった。



 カレンはまだ8カ月しか勤めていない。公園で遺体が発見された話をすると、エリオットを可哀想というが、ここはどうなるの?という。建物の家賃を払い人件費だけで精一杯だという。

 利益が上がらず、セスが困っているのはカレンも知っていた。

 ブースは2人に関係があるのかと聞くが、先生は離婚で、自分は独身だという。ギャンブル癖も知っていたが、店に行ってたんじゃないという。ネット・ポーカーだという。

 他にはとブースが聞くと、以前、薬泥棒を捕まえたという。警察に通報して逮捕させた。そのとき狙われたのは動物用のケタミンだった。犯人は刑務所へ?と聞くと、じゃ、その復讐?とカレンは不安げに言うが、ブースも現状では何も言えない。

 
 帰りの車の中、ヘスの動物病院から薬を盗んだのはペインという男だとブレナンが、話している。懲役2年で1か月前に仮釈放になっている。

 そこへサローヤンからホッチンズが偶然で遺体についていた唾液を分析したという。DNAが取れたという。

 カニスだという。電話の向こうでは、過去に因縁があるスターレットとホッチンズがそれぞれ報告をしあって喧嘩になりかけている。



 聞いているブース達には関係のない話でカニスってなんだ?となるが、ブレナンが犬だという。

 サローヤンがまとめて犬に鋭い歯で噛み殺されたという。




 仮釈放中のタッカー・フェリックス・ペインが取り調べを受ける。



 暴行や麻薬に関する罪がある。ペインは自分を捕まえた獣医が殺されたと聞く。仮釈放中の間に恨みがあるセスが殺される、ブースはこれは偶然かという。

 彼はシャッツィという大型の犬を連れている。ブースはその犬の歯が見たくてほえさせろという。鋭い牙だ。ペインはその状態にしているのは、何故だと聞かれ、自分は売人だ、捕まらないためだと答えた。



 そして犬に逮捕状が出た。

 スターレットは傷の型を取った。ヘスを噛み殺した犬は犬歯に特徴があり、その隣りの歯は折れている。シャッツィの牙とは違った。

 ヘスの車をFBI監視官が調べているのにホッチンズが立ち会い、サローヤンに電話をしてきた。
 車の中には乾いた血があった。

 そしてそれとは別に用途の広い人間用の抗生性物質を見つけた。ニキビや性病にも聞くらしい。そばからスターレットが言った。

 ホッチンズは容器にある患者名を見てH・ティモンズという人物のものだという。


 ブースとブレナンは田舎の犬が飼われている場所を訪ねる。

 パーカーにおかしな様子が出てきたという。カエルが歌う悪夢を見る。トイレを流さない、口答えをする。

 ブレナンは関係ないというが、ブレナンは、ブレナンで特別だ。挙げ句励まそうとしてよく死んだふりをしたという話を始める。風呂で溺れるふりなどは良かったらしいが、首を吊る真似をしたら、兄がトラウマになったという。



 ブースとしてはそれだけだったんだなと、もうまともに返事のしようがない。

 家の主のティモンズが出てきた。


 
 外でほえている体格のいい犬のグラディスは、安全だと中々車から出てこないブースとブレナンに言った。ティモンズは高校がヘスと一緒だった。

 息子のロビーを呼んだ。ロビーはヘスの所でアルバイトをしていた。



 ブレナンは車内で血を流したことがあるかと聞く。ロビーはそんなところで治療はしないという。

 ブースはティモンズの名前の入った薬を渡し、彼の車に乗ったことがあるかと聞いた。ロビーはそれは自分の薬だという。保険に入ってないから父の名で処方してもらったようだ。

 ロビーは先週末、ダニーの農場へ去勢に行くのに車に乗ったという。ブレナンは火曜日の夜はと聞くと、大検のために家庭教師の所へ行っていたという。

 ロビーは医学部を目指していると父が言った。ロビーは獣医に…というが、そこは親子の意見が別れているらしい。

 家庭教師の名はA・ポップだ。グラディスは可愛い犬でブレナンになついていた。ティモンズが見事に躾をしている。グラディスが吠えたがそのとき見えた歯はとがってはいなかった。






 ホッチンズが仕事をしているとスイーツが付いて回る。自慢の陰謀論を失くしたから心配だという。

 身なりにかまわなくなる、陰謀論は彼の精神の核とも言える部分だったのにそれを失くした。深い悩みを抱えた人に起こりえる症状だとスイーツはいう。しかしホッチンズはスイーツを頼る気はない。

 仕事でサローヤンを呼んだ。用はFBIの監視官が見落とした甲殻類…見つけただったが、スイーツを追い払うために呼んだのが主な用だった。上司もだしに使う…。




 ロビーの家庭教師のポップは大学3年だった。




 ポップはロビーはいい子だという。医学部は無理だと思うがといい、次の授業が彼を呼ぶベルが鳴った。しかしポップはヘスを嫌っていた。ツィーク中毒だったからだ。…つまりヤク中だ。ロビーの父もそのことは知らないだろうと彼は言い、去った。


 アンジェラはヘスのPDAをダウンロードした、吐き気がする、この仕事を辞めたくなったという。そこには闘犬が写っていた。それを撮ったのはヘスが殺された日だ。



 闘犬と見物人、雌犬を無理やり交尾させるための台、勝者の犬には小動物が与えられたことが判る。

 ヘスのギャンブル好きはこの闘犬だった。そしてブレナンは画面に小さく写っている物に気付く。ボールだ。ティモンズの所のグラディスが加えていたおもちゃだ。


 ブースはついにパーカーをスイーツの元へ連れて行った。



 パーカーまでスイーツを見た第一印象が子どもみたいな顔の人という、ブースがそう言っているんだろう。ブースはついに流れ星まで怖がるようになったという。

 スイーツは子どもは無理だというのを令状を取りに行く間、診てくれと強引に置いていく。パーカーは気楽にお守役?と聞いてのんびりしている。





 甲殻類では無理だとホッチンズはいうが、ヘスにあった微粒子の芝生があり、アンジェラはリングも写っていると、もう1度セスのRDAを見せた。


 ブースとブレナンはティモンズの所へ行き、家の裏手に回った。ミランという男性が、愛すべき動物を戦わせるんなんて…とミランはテレビにも出ている動物と話ができる人だ。

>


 闘犬場は墓地だという。戦って死んだ犬の骨が無数に落ちている。ブースは関わった人間を洗い出すという。

 ミランが建物の中に芝生のリングを見つけた。犬もかなりの数が、衛生のいいとは言えない場所に置かれていた。



 ティモンズが呼ばれた。自宅から90メートルの所にあったのに闘犬場と犬12匹の死がいを知らないというのかとブースはいうが、彼は貸していただけだという。

 倉庫にすると聞き、番号で現金払いだ証拠は残らない。

 4日前あんたは獣医のヘスを犬に襲わせたんじゃないかというが、穴掘り工で井戸掘りをしていたという、4日前ならシカゴで研修だという。

 空港券、目撃者、領収書もあるという。

 ティモンズは闘犬に関しては一切知らないと言いきった。


 犬は全てラボへ連れて行かれ、ゲージに入れられていた。ミランが犬を大人しくさせ、ヘスを噛んだ歯型と歯を合わせた。



 1匹の犬の歯型があった。



 20歳のとき、スターレックから欠陥車を売りつけられたと思っているホッチンズは作業を共に進めながら、その文句をいうが、スターレックはよく見もせずに外見に飛び付いたのはホッチンズだったという。



 最後にはホッチンズが最近めいることばかりだという。ザックの事件があり、アンジェラとの結婚も流れた。

 スターレックは発掘のため明日からアリゾナに行くという。力にはなれないというが、長年の欠陥車問題は片付いたようだ。

 そしてあの闘犬場の土から探し物をしていたスターレックがマイクロチップを見つけた。ペット用の迷子や盗難防止のためのものだ。

 
 ブースはスイーツに呼ばれ、パーカーはトラウマだったと聞かされ、がっくりきた。しかし指ではなく異性問題だという。6歳で?と驚くブースにスティファニ―という大柄な女の子に持ち運ばれている。しかしパーカーは女の子は殴れないと悩んでいる。指の件はスティファニ―に見せたかったという。脅すためだが、ブースは逃げないから、僕も逃げないと言った。それがパーカーの気持ちのようだった。

 犬のリプリーは、本物の飼い主を探すため、再びヘスの獣医の受付のカレンをブレナンが訪ねた。セスは犬の幸せを考えていた。処分するために獣医へ連れてきた飼い主に代わって新しい里親を探していた。なのに…何かの間違いだと言った。

 ブレナンは戦いで怪我をした犬の治療はセスがせず、他の人物がしていたことを確認した。独特の縫ごうだ。以前、ブースが刺繍が趣味かとからかったポップという家庭教師のやり方だった――――。






 リプリー、ブレナン










 人間相手だと素直になれないブレナンも、犬には深い愛情を示す。犬も生きもの、彼女の考え方だ。

 動物を愛する者はその動物を戦わせようとは思わない。

 だって、家族になり得る犬だったりするものね。


 けれど、早く、ブレナンもこの事件から立ち直り、スイーツに心配されているホッチンズもいろいろあったザックやアンジェラのことから立ち直れればいいのに。

 けれど子どもの頃、死体になって遊んでいたブレナンはこの仕事に就くべくしてついた。

 兄を首つり死体の真似をしてトラウマにさせたという。それって、兄が父の仕事を手伝うが、両親にはそれなりに思うことがあり、犯罪を犯していたのに、引きづられうようにして軽犯罪を繰り返していたのは、ブレナンのことがトラウマになったせいだったりして…。
 
 だから流されように自信なさげに犯していたりして…。



 まあ、その内、こんな風に明るくみんな踊りだしますけどね。




 
☆★☆


 お願い

 このあと過去に書いた記事をずらしてきませんが、2015年7月頃を中心にあるかな~という感じなので、興味のある方、早くおおよその内容を知りたい方は検索してください。

 カテゴリー【BONES」「ドキュメンタリー/ドラマ…」のどちらかに大体あります。


 明日はDlifeにて#5

完全なる世界の崩壊  ♪ウェンデル・ブレイ 初登場 あれ?ザック?

 血染めのエレベーター ♪コリン・フィッシャー初登場

 聖人の秘密      ♪ビンセント・ナイジェルマリー 初登場

 デス・アート

 過去からの訪問者

 殺人フライト

 良い親の条件     ♪ブレナンの父、マックスがラボで…

 潜入! サーカス団

 殺意のリンク

 英雄の過去

 洞窟のプリンセス 

 溶ける骨       ♪ブース役デヴィッド・ボレアナズが初監督

 母親クラブ      ♪アラスト・バジリ初登場(?)

 愛する者との再会   ♪サローヤンの養女ミシェルが登場

 天才物理学者の誤算  

 理想の結婚

 十字架の骸骨     ♪あのスイーツがデスメタルファン?!が発覚

 ライリー家の秘密

 仮面をかぶった女   ♪日本人ケン・ナカムラ等登場

 マスコット殺人事件

 赤ワインは血の香り

 "ザ・ラボ"殺人事件  ♪ザック復活!?


 そしてシーズン5に入りますと

 #15 魂の伴侶  松田聖子出演

 になります。

 デイジーウィックは#3 浮気の代償 で初登場済み




 bonesology.yuku.com(出典)




 シーズン10も最後ま…書けるまで書きたいホトトギス、できるかな?

浅田真央だけの道

2016-04-04 03:00:00 | ニュース

news.xinhuanet.com(出典)

 復帰し、現役続行を表明した浅田選手の今季が終わった。

 思ったような結果は出なかったのかもしれない。


 それでも世界選手権ではこれが今の自分だと納得できる状態になっていたようだ。

 試合が終わるまでなにもいうつもりはなかった。

 応援でもなにかいうことが、彼女にプレッシャーをかけることになってしまうように思った。


 来季も現役続行の意向のようだ。



 いろいろな選択の中からそれを選んだ。

 それが浅田選手の気持ちであれば、それでいい。


 まだ選手として演技をしたいと思えば、それを続けることが幸せなのだろう。


 浅田選手が出ないとテレビの視聴率が上がらないと、無理にでも試合に出てほしいと言った局もあるようだ。

 それに従わず自分の気持ちを通した。


 もう大人だ。

 自分の意志で動いている(でも彼女が出ない試合なら確かに見ないかな)


 大人の女性としてしなやかな動きも手に入れた。そんな今季の演技だった。


 次はどんな浅田真央を魅せてくれるのか。

 どんなだろう?


 古い言葉を借りるなら、

 浅田真央はフィギアスケート時代の申し子だ。

 浅田真央はフィギュアスケート時代と寝た女だ。


 まさに華やかにフィギュアスケートが人々の心を掴んだど真ん中に現れた。

 自分の望むことができる彼女は幸せだ。

 それだけで最高に幸せだ。

 
 また浅田選手を見ていこう。




www.japantimes.co.jp(出典)
 一瞬のこことはいえ、ここまで激しい動きがある。まさにフィギアとはスポーツなのね。




羽生結弦選手の喜悲劇

2016-04-04 01:00:00 | ニュース

whotalking.com(出典)


 19歳で五輪金メダルを獲った。

 そこから彼の人生は大きく変わる。

 彼には「絶対王者」ではなければいけないプレッシャーが付きまとうことになる。


 アスリートは若い方が有利だ。

 しかし精神的な成熟度は年齢を重ねてからの方が有利だろう。

 羽生選手は精神面の立て直しが早い。


 けれど、どの選手のコーチ達も彼を「絶対王者」にはしておく気などない。自分の選手を勝たせようと虎視眈々と彼の弱点を見つけ、攻めてくるだろう。

 20歳を迎える頃の彼にはこれは四方を囲まれた怖い罠だ。

 21歳を迎え、彼は世界選手権に挑む際、ウズベキスタンの選手に公式練習の際、妨害をされたと怒った。

 結局、これはどちらが悪いと結論は出ないだろう。

  羽生選手は1度中国の選手とぶつかりひどい怪我を負った。そのあとも後遺症のようにいろいろな側面で痛みが生じた。

 20歳になる彼には辛すぎる、怖いことであったろう。

 しかしウズベキスタンの選手との衝突するかという事故未遂前に、彼は1度同じ日本人選手とぶつかりかけている。

 これはスケート連盟が悪い。何度も選手同士の接触事故が起きているのに、改善をしようとしない。

 1番の問題はここだ。

 2度の衝突未遂はどれも大きな問題に発展することはなかったが、彼にとってはかつての衝突を思い起こさせるに十分なことだった。

 「絶対王者」でなければならにプレッシャーと戦い続けながら、21歳の心は自分の練習を続ける。

 五輪でメダルを獲るよりいろいろ知ってしまい、いろいろなものに追われる中、以前以上に血の滲む努力を強いられることになったろう。



 もし、悔しい思いを抱きながら、羽生選手の金メダル獲得が、彼の年齢がもう少しあがってからだったら、これほどまでにきついことにならなかったかもしれない。


 そう思うと、喜ばしいはずのメダルがかせとなり、彼を縛り付けている。

 しかしすでにメダリストで、次の平昌のメダル獲得への挑戦をせねばならない現実の前に「もし」は不要だ。

 進むしかない。

 19歳で得たメダルが彼のかせとなり、悲劇となるのか。

 喜びのままさらなる「絶対王者」の威光を放つことになるのか。


 外野はその様子をただ見守るしかない。