2013年に飛び立ったモンテゴ航空828便は、何故か2018年の5年半先に着地した。
飛行機の乗客まるごとタイムスリップしてしまったという話だ。
ヒロインは、恋人との結婚を考えているミカエラだが、彼女は兄のベン、兄の子どもの双子の1人のカイと一緒にタイムスリップしてしまう。
ベンの妻のグレースと双子のもう1人のオリーブは2人で5年半の年月を重ねていた。
が、ミカエラも兄たちも5年半の間行方不明で、再び現れたときの姿もその当時のまま。
息子のカイは病気を患い、先が少ないと言われていたが、5年半という月日は病気にいちるの希望をもたらしてくれた。
ここで、ふと気になっただけです。本筋とは関係ありません。
ヒロインの兄嫁のグレースは、最初は夫と息子のことが忘れられず、うつうつとしていたが、その年月の間に新しい相手ができてしまう。
しょうがないことと言えば、しょうがないことだろう。
死んでしまったかもしれない夫を幼い双子の1人の娘を抱え1人で生きていくのは大変だ。
しかし、好むと好まざるにかかわらずタイムスリップしてしまった夫からすれば、ついこの間別れた妻はそうなっており、娘も5年半の成長を遂げていたという浦島太郎状態だ。
これもしばらくの間、夫は知らないのであるが。
双極性障害を患いながらCIAの局員を務めているキャリー。
ある日、イラクで捕虜になり8年間行方不明だった米国海兵隊軍曹ニコラス・ブロディが救出されたことを知る。
ブロディは戦争の英雄として故郷に戻るが、8年は長い。
やはり妻のジェシカは2人の子どもを抱え(その子どもたちは父の顔をおぼえているかどうか怪しいほどに成長を遂げていた)
しかし当初英雄と思われていたブロディは、実はイラク、アルカイダの協力者じゃないかと疑われるようになる。
その監視をキャリーがすることになる。
ブロディも主役の1人かと思っていたブロディはさっさと処刑され、キャリーだけが物語を引っ張っていく。
キャリーとの関係ができていくことで、それ以前に夫がもう帰らないかもと思いブロディの妻のジェシカは夫の親友と深い関係になっていた。
ふと、あれ、同じパターンと思ったわけだ。
物語の色付けという意味もあるのだろう。
実際、そんなに長い間夫が不在で生死もはっきりしない状態では第二の人生を模索してもしょうがない。
しょうがないが、妻たちは複雑な男女関係の中に落ちている。
そのまま消えた夫の死が確認されれば、心にけじめもつけられるが、判らないままというのは生殺しだろう。
けれど、1歩を踏み出したあとで、帰ってこられてもね……。
妻たちは、戻ってきた夫との生活を取り戻すことを決断するのだが、そこにはまた想像できない将来が待っている。
「マニュフェスト」もシーズン2へ進み、この秋日本放送されるようです。
「ホームランド」もひっぱりにひっぱって、今、ファイルシーズンに突入した。
「ホームランド」はすでにブロディ夫妻のストーリーは消えていますが。
「マニュフェスト」はまだヒロインの兄のベンとグレースは、新たな悲劇に見舞われていくようです。
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