大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は、七夕ですね。
今、新幹線の車中にてブログを書いています。
今日は神経質症状の正体について考えてみましょう!
元々物事にこだわりやすい、気質を持つ私達です。
その気質が、日々の生活の中で困難な状況と結びついたときに予期せぬ心のとらわれに陥るのです。
誰しもが感じる心の不安や小さな違和感をあってはならないものとする心の動きが生じます。
そしてその不安を取り除くことが日々の生活の目的になります。
問題はここからなのです。
私たちには苦しみのあまり生きることに対して自暴自棄になったりせず、薬物やギャンブルやアルコールにも完全に依存しきれない、見えない力が働くのです。
森田博士は、そのような性格傾向を神経質と名付け他の症状と分類するため科学的な冷静な視点から神経質かどうかを慎重に見極めようとされています。
※今日の森田博士の言葉
神経質症状の診断には内科的知識ばかりでは不十分であって、
一方には精神病理の知識がなくてはなりません。
神経質症状はある一定の心理作用によって、
いろいろの込みいった症状を組み立ててくるものでありますから、
神経質特有の心理作用と発展過程をたどっているかどうかを突き止めることによって、
はっきりと診断することができ、積極的な治療の方針も立てられるのであります。
つまり一方では内科的診察によって器質的な病気ではないことを確かめ、
一方では心理的にその症状の成り立ちを明らかにすることによって神経質症という病名を確定することが、できるのであります。
2024.7.7 一世