大阪水曜ほっと集談会一世です。
夕立の後のすべてを洗い流したような、フラットになった感覚が好きな私です。
先日若い自助グループの友人から、降格を願い出ましたという連絡があった。
その決断は家族を背負う彼にとっては、熟慮の末の重い決断で有ったと思う。
しかしそれは撤退ではない、人生の選択である。
激しい夕立の後の晴れ渡ったような光景が目に浮かんだ。
日々サラリーマン生活の中で言うに言えない思いもあったのだろう!
自分らしい生き方を選んだ彼に最大の賛辞を送りたいと思った。
外から見て優秀で評価されることと、自分が幸せを感じることは違う。
管理職になることで、自分ではない自分が求められる場面も増えたのかもしれない。
もうすぐお盆がやってくる。
長く森田を学んできたのに、なぜあのとき、降格や転職を積極的に勧めなかったのかと問い掛けている私がいる。
仏壇の弟の遺影は、何も語りはしない。
最後の最後まで何一つ、兄らしいことができなかった一世です。
2024/07/25 一世