大阪水曜ほっと集談会一世です。
かつて自助グループで学び始めた頃、愚痴を言うなと言われたことがあります。
あまのじゃくの私は自助グループで愚痴(本音)が言えなければ一体どこで愚痴を言うのか?
一般社会で聞いてもらえないから参加しているのだ。
と思ったものです。
今は森田を学べば無理なく愚痴が減り、歓び上手になれる気がする私です。
さて私が好きな御年91歳になられた小説家の五木寛之さんが、
四十代後半に深刻な心の危機に遭遇し歓びノートを書くことで欝を克服したと書かれていました。
そんなことで元気になるのだろうかと私も最初は思いましたが、事実このブログを書くことで愚痴を言う事が随分減りました。
私たちは日々愚痴を言うことで更にネガティブになる訓練をしているのです。
逆の発想で具体的には何でもよい、その日に少しうれしかったことを書き出すのです。
歓びノートを書くことで、
日々の生活の中に何かしら、生きる喜びを見つける新しい習慣ができます。
悲しいことに私たちは良かったことは当たり前で、思い通りにならないことを嘆いてばかりいるのです。
出来ればお金や地位がなくても、機嫌がよくて歓び上手に生きたいものです。
森田療法を学んでいくと神経質性格に対する見方が一変します。
更に物事を一面ではなく、両面、更に言えば立体的にみる新しい習慣が身につくと思うのです。
その時にはマイナスに見えたことが、実はより大きな危険や病から守ってくれていたのではないかという違った発想が生まれるのです。
森田博士はこのような複合的な見方を両面観と呼ばれています。
2024/07/14 一世