
大阪水曜ほっと集談会一世です。
受験シーズンですね。
毎年この時期になると、悪夢のような体験を想い出します。

受験勉強前に雑念が気になる、「読書恐怖」という症状で七転八倒の苦しみを経験した思い出です。
のちに森田博士の著書を読む中で、この読書恐怖という症状が強迫観念によるもので、神経質者には多いことを知りました。
単純に教科書が読めないだけでは、ないのです。
学校生活が行き詰まりやがて不登校になった時期もありました。
以前にもご紹介しましたが、厚生労働省の心の健康に関するサイトである記事を見つけました。
不登校による引きこもりを体験されたあるタレントの方の言葉です。
後ほどあらためてご紹介致します。
ちなみに森田博士は読書恐怖についてこう述べられています。
以下
優等な成績をとるのには、相当に読書に苦しまなければならないのは当然のことであります。
成績優秀でありたいから、したがって読書の苦痛があるのです。
成績などどうでもよいと思っている人には、読書恐怖のあるはずがありません。
そのような事実を正しく認めさえすれば、もはやそこには強迫観念は成立しないのです。
成績を上げたければ、読書の苦痛はあたり前のこととして受け入れてゆくだけであります。
小説家 、 精神科医の帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)先生は、
毎日決まった時間にとりあえず机に座って、
へのへのもへじでも、適当に書いておきなさいと、アドバイスされています。
※今日の心に響く言葉(お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世 )
基本的には、僕はポジティブでもなく、未(いま)だにマイナス思考ですが、
当時も今も大切にしている言葉は「とりあえず」ですね。
それも“小さなとりあえず”。
例えば、外に出るという大目標があったとして、
とりあえず自分の部屋からつま先だけちょっと出してみるとか、
それくらいでいい。
とりあえず玄関まで行こう、靴をそろえるだけ、とか。
一足飛びに何者かになろうとしなくていい。
とりあえず靴をはいて玄関で歩いてみようか。
とりあえずちょっとでもいいから動く、
自分の状況を動かしたっていう事実を大事にしていました。
2025.2.9 一世