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※昨年筆者撮影
大阪水曜ほっと集談会一世です。
ACジャパンのCMに、救われた人は救う人になるというのがある。
おこがましいが、私たちの活動はまさにその言葉のとおりである。
さて、昨日のブログで若き日の私が読書恐怖から学校生活が行き詰まり絶体絶命のような日々を送っていたことを告白した。
そのようなどうにもならなかった私が、
森田療法を学ぶこの自助グループと出会った日を境に、
すべてが一変したのである。
当時10代の私は森田療法の学びをする一泊学習会に参加する前と、
参加した後の電車から見た風景が一変したことを鮮明に覚えている。
こころに光が射し込んで躍り上がりたいような気分であった。
停滞していた心が自己の本来性に向かって動き出した瞬間であったのだろう。
そのことを水谷啓二先生はこのように述べられている。
※今日の森田の言葉
(水谷啓二氏・あるがままに生きる・白揚社より一部抜粋)
これが、大自然の法則にしたがった、心の流転が治まった時の喜びである。
しかしこれはまだ、流転が始まったばかりの段階であって、いわゆる初歓喜である。
劣等感のとらわれから解放されておどり上がりたいほどうれしい本人の気持ちは、くんでやらなければならない。
けれども、そこで止まってしまってはならない。
もし、その嬉しい気持ちが、これからも常時持続することを期待するならば、
それはまた一つのとらわれとなって、滑らかな心の流転がさまたげられることになるであろう。
水谷啓二先生が示されたことは事実であった。
その後私は40代でパニックやら抑鬱で再度心の危機に直面した。
このときも森田療法をベースにした自助グループの仲間のお陰で立ち直ったのである。
感謝以外の言葉がみつからない。
2025.2.10 一世