大阪水曜ほっと集談会一世です。
今年80歳になる母が桜の花見に行くと言う。
一体誰と?
○○と行く!
○○は、弟の名前である。
弟は4年前に他界したのです。
80歳の今も家事以外にお稽古ごとや読書を欠かさず続け私より博学で明晰な母である。
大丈夫か?と言いかけてはっとした。
弟は、母の心の中で永遠に生きつづけていると。
母よあなたは、私とは比較にならないほど過酷で辛い人生を生きてきたのですね。
何もわかっていなかった不肖のバカ息子の私です。
母は森田博士の説かれる純なる心そのままにいつまでも少年のままの次男坊を偲んでいるのでしょう。
生きることは気づくことかもしれないと感じている日々です。
反発して家を出た娘にもいつかそのような日が来るのであろうか?
桜舞い散る川沿いで、そう問いかけた私でした。
様々なご縁に包まれて今の私があるのです。
母から学んだことを今苦しみの最中のあなたに伝えたい!
あなたの人生をどこかで誰かが支えています。
偉くならなくても評価されなくても良い。
あなたがいるだけで幸せになるひとがいるのです
何もしなくても良いので、ただ、ただ生きてください。
私の願いはそれだけです。
あなたは生きているだけですばらしい存在なのです。
あなたの命は、あなただけのものではないのです。
2022・4・3 一世
撮影一世