
大阪水曜ほっと集談会一世です。
以前TAMORISTATIONと言う番組で大谷翔平選手特集があった。
とても興味深い内容であった。
大谷選手の魅力は野球にとどまらない。
強い意志を持ちながら柔軟な発想!
日本人特有の礼儀正しさや俯瞰してみる自己内省が働いていると思う。
さてエンゼルス時代の大谷選手は、ストライクゾーンを見極めるために一点を凝視するような※中心視野の構えをしていたと言われている。
それがドジャースに移籍してから※周辺視野と呼ばれる全体をぼんやりと見るような構えに変化したというのである。
ちなみに私たちが普段見ている視野には、大きく分けて2つあるそうです。
目を動かさないで1点を集中して見る約30度以内の視野を「中心視野」と言い、それよりも外側のことを「周辺視野」と言うそうです。
スポーツにおいて、周辺視野を鍛えることで、より素早く正確に状況判断ができるようになるそうです。
どのような投球、状況に対しても迅速に対応しやすく適応力が増すのです。。
具体的にはボール球を振らない。
ストライクゾーンに入ってきた球だけを狙って打ち抜く。
当然の如くヒットやホームランになりやすい。
これを「なんや野球の話か」と思われかもしれませんが森田療法に照らして考えますと、
実はこれは症状と呼ばれる心のとらわれにも共通していることなのです。
一点凝視の中心視野はかくあるべし思考であり周辺視野はあるがまま思考であると思うのです。
周辺視野は臨機応変、融通無碍に通じ、そこに私は森田療法との類似点を見るのです。
それは症状を敵視して、それにこだわり本来の欲求から目をそらしがちな私たちが人生を生き抜くひとつのヒントではないでしょうか?
2024.12.15 一世