「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

堂々巡りのシャットダウン!

2024年07月20日 07時36分06秒 | コラム 





大阪水曜ほっと集談会一世です。

時々、見ているだけで不愉快になる程、不機嫌な顔をした人物に出会います。




念のため配偶者のことではございません。

知らんけど!

思わず、何に怒ってるのかと思います。

御本人は、自覚がないと思いますが、寄り付きにくいのです。

何かにとらわれているときは、ついついそんな顔になっています。

仕事や対人関係ですごく悩んでいるとき程、自分の表情をチェックすることは大切だと思うのです。

以前の私は好きで転職した仕事であるにもかかわらず会社から帰るとずいぶん不機嫌な顔をしていました。

今から思うと外面が良いのと仕事をして帰ってきても、仕事のことが頭から離れなかったのです。

妻も子育てやパートの仕事で同じように疲れていたと思いますが、そのようなことに思いが至らず自己中心の塊のような人間でした。

今、そのつけは、きっちり払わされている私です。(笑)

娘夫婦を見ていますと、共働きで家事や子育ての分担を無理なく上手くこなしていると思います。

振り返りますと子育てにおいて、いつもニコニコとは、

いきませんが出来るだけお互いに無理をしないで穏やかな顔をすることはお金以上に大切であったと思うのです。

仏教では、このような振る舞いを和顔施と言うそうです。

森田療法を学びますと、感情と行動を分けることが自然と身につきます。

パニックや対人緊張で、頭が真っ白でも必要な会合やイベントには、取り敢えず参加する。

落ち込んでどうしよもない朝でも、取り敢えず起きて身支度を整える。

そのような小さな習慣の積み重ねが、

とらわれの堂々巡りのシャットダウンのきっかけになると、思うのです。

私の場合、心は泣いているのに無理に笑おうとして、

結果として泣き笑いのような顔をしていることが、今でもあります。

泣いているのか、笑っているのかどっちやねん!



2024/07/20 一世





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どうにもこうにも、、、、、

2024年07月18日 05時52分44秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

ここのところ、どうにもこうにも鬱々として、

やる気が起こりません。

体調が悪いことも一因ですが、理由がハッキリしません。

今月の自助グループの集まりである集談会は何とか開催できましたが、他は無関心で、心はどんよりとした曇り空です。

仕方が無いのでそのままにしています。

先日ご紹介しましたが作家の五木寛之さんも同じような体験や心の状態を「人間の関係」と言う随筆の中で書かれています。

五木寛之さんは、五十代を「歓びノート」、六十代を「悲しみノート」、

そして七十代を「あんがとノート」という感謝を日記に綴ることで、

どうにもならない欝的感情から自然回復されたそうです。

生きていると、どうにもならない日もあります。

思いもかけないことで、誤解されたり攻撃されることもあります。

何も言えない、そんな自分を情けないなと思うこともあります。

それもまた森田博士のいわれる心の事実なのです。




2024/07/18 一世






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思想の矛盾

2024年07月16日 19時43分26秒 | コラム 

森田療法における思想の矛盾とは何か、一緒に考えてみたいと思います。

私たちは誰しもこうありたいという、理想や思いを持っています。

しかし現実には思うようになることはとても少ないのです。

普通の人であればそんな時に、そんなものかと受け流してしまうのです。

神経質タイプの人々に見られるのが、森田博士が言われるように、事実を理屈でねじ曲げて、目の前の事実を認めようとはしません。

更に直線的に最も労を掛けずに、安直に実現しようとするのです。

当然ですが、不可能を可能にする努力となり行き詰まってしまうのです。

自分は東京に行きたいのに、九州行きの新幹線に乗車したようなもので、どんどん思いと現実の自分がかけ離れていくのです。

森田を学ぶことで、元々頑固な私ですが、柔軟な心を取り戻し、空回りしていた努力が減り、臨機応変な振る舞いが少しづつ出来るようになりました。

森田博士は、思想の矛盾についてこう述べておられます。

※今日の森田博士の言葉

話は少し違うけれども、ここで最も忌むことは、思想の矛盾もしくは悪智と称してわれわれの行為を一定の型にはめることである。

実行は常にそのことごとに当たって、実際でなくてはならない。



2024/07/16 一世

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歓び上手と森田の両面観!

2024年07月14日 22時49分03秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

かつて自助グループで学び始めた頃、愚痴を言うなと言われたことがあります。

あまのじゃくの私は自助グループで愚痴(本音)が言えなければ一体どこで愚痴を言うのか?

一般社会で聞いてもらえないから参加しているのだ。

と思ったものです。

今は森田を学べば無理なく愚痴が減り、歓び上手になれる気がする私です。


さて私が好きな御年91歳になられた小説家の五木寛之さんが、

四十代後半に深刻な心の危機に遭遇し歓びノートを書くことで欝を克服したと書かれていました。

そんなことで元気になるのだろうかと私も最初は思いましたが、事実このブログを書くことで愚痴を言う事が随分減りました。

私たちは日々愚痴を言うことで更にネガティブになる訓練をしているのです。

逆の発想で具体的には何でもよい、その日に少しうれしかったことを書き出すのです。

歓びノートを書くことで、

日々の生活の中に何かしら、生きる喜びを見つける新しい習慣ができます。

悲しいことに私たちは良かったことは当たり前で、思い通りにならないことを嘆いてばかりいるのです。

出来ればお金や地位がなくても、機嫌がよくて歓び上手に生きたいものです。

森田療法を学んでいくと神経質性格に対する見方が一変します。

更に物事を一面ではなく、両面、更に言えば立体的にみる新しい習慣が身につくと思うのです。

その時にはマイナスに見えたことが、実はより大きな危険や病から守ってくれていたのではないかという違った発想が生まれるのです。

森田博士はこのような複合的な見方を両面観と呼ばれています。




2024/07/14 一世

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悩むってすばらしい!

2024年07月13日 19時07分39秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近困ることはあっても悩まなくなった私です。

それを成長だと思っていましたが、そうではないということに本日気がつきました。

今日は朝7時から仕事を頑張りました。

一緒に仕事をしてくれた、40歳違いの同僚からとても素晴らしい学びがありました。

とても仕事が出来て前向きでいつも助けてもらっています。

そんな彼女ですが、帰ってからいろいろ仕事のことや人間関係でくよくよしたり反省することが多いようです。

気がつけば夜中の12時ぐらいになってるようです。

私は改めて反省したり、悩むって素晴らしいなと思いました。

そして思うだけでなく、悩むってすごい自分が変化したり成長できることだと彼女に言いました。

森田療法のことは一言も言いませんでしたが、何年か先に私の言った言葉が実現しているような気がしています。

森田療法では、悩む力を別名、自己内省と言います。

自らを顧みる力です。

悩むことも才能ではないかと最近思います。

神経質性格者には生まれ持ってそのような才能が多く与えられているのかもしれません。

私は声を大にして言いたいのです。

悩むって素晴らしい!

今の自分でよいと思えないから悩むのです。

今以上の未来を描くから悩むのです。

悩むって素晴らしい!

悩むことは、とてもエネルギーがいります。

今なお悩み続けているあなたはそれだけでも、20代かもしれません。

もう一度言います。

悩むって素晴らしい!

※今日の森田博士の言葉

素人が考えて、無駄な時間が、実は最も大切な時間であるのである。

強迫観念の苦悩の年月も、実は心身の試練・目立て・研ぎ方の最も大切な事柄であるのである。





2024/07/13 一世

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