午後4時頃に傘を乾す為に庭へ出ると、「五葉松」の枝下で「爆蘭(ハゼラン)」の花が
咲いているのに気が付き、雨上がりでも本日は風が殆んど吹いていなかったので
「爆蘭(ハゼラン)」の細い茎が揺れる事も無く、ピントが合せ易くて
急遽カメラでその姿を写しましたが、この「爆蘭」は日本へは明治時代の初め頃に
観賞用として渡来したものの現在では逸脱してほぼ野生化し、和名の「爆蘭」は
熱帯アメリカ原産・スベリヒユ科ハゼラン属の多年草で、夏~秋の季節にかけて
花径を30cm位の高さに伸ばして、疎らに分岐した花径の先に円錐花序を出して
その先端に径5㎜位のピンク色で五弁の小花を、あたかも正確な時計を持っているかの様に
午後3時頃に成ると花を咲かせ、花はその日の夜間には閉じてしまう1日花で
開花後には結実して2mm程の丸い実の中には黒色の小さな種が10個位入っていて
「爆蘭」の名前の由来は蕾が爆ぜる様に咲く蘭の様な花とか、丸い蕾の状態が
線香花火を連想させる等の諸説有ると云われていますが、爺やにとっては
午後3時頃に成ると花を咲かせるので、「サンジカ(三時花)」とか、「サンジソウ(三時草)」とか
呼ばれている別名の方が分かり易く、そして「太陽の陽が当たってから・・・」とか
「暗くなってから・・・」花が咲くと云うと、何となく分かる様な気がするのですが
「夏から秋の季節の午後3時頃から花が咲く」と云う中途半端な時間に花を咲かせる
「爆蘭」は正確な生物時計を持っていると考えられる珍しい植物で、これから9月中旬頃迄
こぼれ種から育った「爆蘭」の花が楽しめそうで、爺やの気になる花の一つとなっています
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