各々1株づつ植栽して在って、今では何方の木も爺やの背丈を遥かに超える迄に生長して
毎年柿の果実を収穫していますが、柿の花芽分化は7月~8月にかけて起こり、
この時期に受粉して種が入らないと、柿の木自らが実を落とす「生理落果」の終わった直後なので
果実が多い年には柿の木が養分を消耗しきった時期に当たる為に、花芽の分化の為の養分が
不足がちになって翌年は不成り年に成り易くなり、それでなくても柿の様に開花から
収穫迄の期間が長くて大きな果実を付けるものは、果実を必要以上に付けると
養分を使い果たしてしまって貯蔵した養分が果実にとられて、枝が充実せずに
花芽が出来難く成ると云われて、柿はミカンや栗、リンゴ等と同じ様に果実が沢山実る年と
実りが少ない年を交互に繰り返す「隔年結果」の性質をもつ品種が多い為に
柿の生産農家では安定した収量を得る為に、成り年に実を付け過ぎない様に毎年摘蕾と摘花を行い
そして、柿の木本体の栄養分の消耗を防ぐ為に早めに実の数を制限する
摘蕾・摘花作業を行っていますが、爺やにはこの様な柿の木の手入れを行う知識や
技術が無い為にほったらかしなので、毎年「隔年結果」が発生していて
今年は甘柿が豊作年で渋柿は不作年と成り、カラスやムクドリ等が集団でやって来て枝に止まり
甘柿を食べられてしまう食害に遭いましたので、流し台の三角コーナーで使う不織布タイプの
水切りフイルターで果実を包んで食害対策をしたところ、果実に袋がかけられたという情報が
カラスやムクドリ達に共有されて、袋をかけて対策した以降は鳥達が食べに来なくなって
安心していましたが、今年の夏は酷暑となり残暑も厳しい暑さの日が続いた為に
爺やんちの2品種の柿が日焼けを起こして、特に渋柿は果実が熟す前に果皮が赤色に染まり
果実が柔らかくなってヘタの部分から地面へ落ちてしまう落下する事例が100個程あって
その落下した渋柿をカラス達が綺麗に食べて、皮だけに成った姿を多く見ていましたが
数日前に10個程の渋柿を試し収穫していたら、果皮が赤く成った渋柿が嘴で突いて
カラス達に食べられた跡が有るのを見つけましたので、カラスに食べられる前に
第1回目の渋柿の収穫を行おうと、昨日の午後から300個程の渋柿の収穫作業を行い
収穫した渋柿は50個程干し柿にする為にピラーを使って皮を剥き、紐の両端に縛りつけてから
アルコール消毒をした後に、雨が当たらなくて風通しの良い南側の軒下の竿に干して
順調にいけば来月中旬頃には、柔らかい干し柿が食べ頃を迎えるのではないかと思っていて
干し柿が完成したら家族で分け合って、今年の干し柿の味を楽しもうと思っていますが
残りの渋柿も天候を見ながら順次収穫して、ご近所さんや友人へお裾分けをしたりして
残った干し柿は自家用の干し柿として、おやつの時間に味わおうと思っています
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