
他の花が何か咲いていないだろうかと思い、湿原内を歩いていたら
奥の方の木の枝に、白い用紙がひっかけられているのに気が付き
何が書いてあるのかと思い、近づいてみてみると
この湿原には、食虫植物である珍しい「ミミカキグサ」の仲間の
4種類が自生していると書いてあり、探してみる事にしました
「ミミカキグサ」の花は、花茎が5㎜弱と小さい為に
目を凝らしながら、湿地の散策路を用紙の有った場所を中心に
歩いて探しましたが、、「シロバナホザキノミミカキグサ」と
「ホザキノミミカキグサ」の2種類しか、見つける事が出来ず
用紙に書いてあった残りの、黄色い花を咲かせる「ミミカキグサ」と
紫色の花を咲かせる「ムラサキミミカキグサ」は
残念ながら、今回は見つける事が出来ませんでした
「ミミカキグサ」はタヌキモ科の一年草で、白い糸状の地下茎を
浅い泥中を這わせ、地中や水中に小さな捕虫嚢を所々に付け
虫が中に入り込むと、蓋を閉じ捕まえて消化する食虫所植物で
日本では、本州から沖縄地方の丘陵地や山地の泥湿地に生え
8月頃から秋にかけて、30㎝位の茎の先端に
小さな花柄の有る、黄色の小花を数個咲かせ
花冠の距は斜め下向きに湾曲していて、花が咲き終わった後には
萼が大きくなって果実を包み、耳かき状となるので
名前の由来は、この形を耳かきに見立てて付けられたと云われています
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます