伊吹山麓を訪れ、「節分草」が自生している場所を数ヶ所訪れ
その日の午後からは、「ミスミソウ」と「アズマイチゲ」や
別の場所で自生している「セリバオウレン」の花達を観る為に
花を求めて山里を散歩し、早春の一日を楽しんで来ました
「ミスミソウ」は、キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で
日本では、本州の中部地方以西の山間地に多く自生し
葉は常緑で三角形に近く、三片に分かれていて
花弁の様に見えるのは萼片で、白色や紫色、ピンク色等が有ると
云われていますが、今回爺やが見たのは白色の花で
雪の下でも常緑なので、「ユキワリソウ(雪割草)」と呼ばれる事もあります
また「セリバオウレン」は、キンポウゲ科オウレン属の多年草で
北海道から本州、四国地方の山地に生え、葉は2回3出複葉で
小葉が「セリ」の葉の様に切れ込んでいて、花は直径1cm程で
早春の頃に成ると、高さ15cm程の花茎の上部で分枝して
三輪位の小さな白い花を咲かせ、根茎は「黄連(オウレン)」という生薬になります
「アズマイチゲ」は落葉樹の疎林や半日陰になる林縁に生育し
石灰岩地を好む、草丈15㎝位のキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で
早春の頃に茎を1本伸ばして、茎頂に三枚の小葉から成る
3枚の葉を輪生状に付け、その中心から花茎を1本直立させて
径2cm位の可憐な白色の花を1輪付け、花被片は8~13枚あります
本日紹介しました「ミスミソウ」や「オウレン」、「アズマイチゲ」等は
「節分草」や「カタクリ」と同様に、 春先に開花し夏迄葉を付けると
後は地上から姿を消して、落葉広葉樹林の林床等の地中で翌年の早春迄過ごしますので
これらの可憐な野の花を総称して「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」と呼ばれています
伊吹山麓を訪れた時のデジブックの2作品目を作りました。
お目に留まり、ご高覧頂ければ嬉しいです。
(^_^)/
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