イヌサフラン科(ユリ科) チゴユリ属の「チゴユリ」は
ユリ科の中でも最も小さな部類に属し
その可愛らしい姿を、「稚児」に見立てて
名付けられた小さくて、可愛らしいユリで
やや湿り、腐植質が積もった場所に生育し
日本では、北海道から九州地方の
平地から山地の落葉広葉樹林等に生える植物で
5月頃になると、上部で弓なりに曲がる茎の先端に
直径1cm程の白くて、可愛らしい花を
茎頂に、やや下向きに1~3輪咲かせ
花被片は白色をした披針形で
下部がわずかに距状に膨らんでいます
「チゴユリ」は「ユリ」と云っても
他のユリの仲間とは異なっていて
球根は付けないで、白くてやや太い地下茎を持ち
細長い地下茎を伸ばして、周囲に広がり
冬になると地下茎の先端の芽と
わずかな根だけを残してほかは全部枯れて休眠し
残った芽から次の年の株が成長し
花を咲かせると云われています
画像のアニメは、「Giam」を使って作成しました。(画像8枚)
国営木曽三川公園の中の一つである「河川環境楽園」へ
5月の最初の日となった昨日、天候にも恵まれたので
様子を見に出かけたら、何時もの場所のやや日陰となった
林の中の斜面で沢山の白い花が、爺やの予想通り咲いていました
ところが、この「チゴユリ」は他のユリの仲間に比べて背丈が低く地味で
余り目立たないので、GW期間中の為多くの人達が園内を訪れていましたが
殆んどの人達に気付かれる事無く、ひっそりと見頃を迎えていました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます