恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白
先の続き・・・
それはもう元気になってくださいました。
それからすぐに会場に行って講演の時間を頂いて、お話をさせていただきました。
二百四、五十名も入っておられたので、後ろのほうは遠いです。
講演でその方のことを話しておりまして、「ここへ着くと早速こういう病気で
辛い方がおいでになりました。
今ここへ、来ておられますか」と聞くと、「どうぞ」ということです。
「今いかがですか」と言うと、向こうのほうで指を二本立ててVサインをして
おられるのです。
そのあと、ホテルのロビーをあちらへ行きこちらへ行きして、
写真を写して飛び回ってピンピンしていられました。
恐らく助かって下さると思います。
その方が健康になってくださって、地下の会場へ行きました時、C先生が講演をしておられて、
その話の終わりに、「このたび大阪から偉大な先生に来ていただきました。
それは長尾先生です」と紹介されて、「どうぞお願いします」
ということで演壇に立ちました。
「今、ご紹介で偉大な師とか、偉大な先生という言葉を頂きました。
しかし私はそんなに偉大な人間ではありません。
私を信じますと言っていただいたS先生、C先生方に対して、
私がどれ程過ちの多い人間かということを懺悔、告白させてもらう為に、
このたびここへ来ました。
皆さんの中にはあの先生は立派だ、あの先生は信じられると思っていただいた方もあると思います。
しかし過去において、十年の独身生活の中で、私は或る女性の方とお付き合いしたことがあります。
しかも皆さんには告白はしておりません。
そのような内緒事、隠し事のある者には正法をお話させてもらう資格はありません。
今日は皆さんや先生方の前で自らを裁く為に沖縄へまいりました。
そして皆様の前で、己の愚かな、
人に知られたくないことを隠したりするこの愚かな己自身を見ていただこうと思います。
そして、今もし「お前のような者は正法を説く資格がない」と判断していただきましたならば、
この場所で私を追放して下さい。
私は直ちに大阪へ帰らせていただきます」と言って、
皆さんに信じていただいた愛を裏切っていた己自身を懺悔、告白させていただきました。
そして、皆様に裁いていただきました。
その結果、話を聞かせて下さいといって、拍手で答えていただきました。
その時も話をさせてもらいましたが、一般の者ならばプライバシーとして通るかもしれませんが、
しかし皆様から信頼を頂いて、至らないけれど皆さんの
リーダーとして法のお話をさせていただいている者として、一点の曇りがあっても、
法を守る者の資格がないということをつくづく思っております。
前から見ても後ろから見ても、又上から、横から、どこから見ても、曇りの
ない己自身でないと、皆さんのリーダーとして、法を学ぶ者として失格だと思います。
~ 感謝・合掌 ~