恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄の旅にこと寄せて――幸せになる為には
先の続き・・・
体験ほど強いものはありません。
体験を通して自分が実際に掴んだものは間違いなしに人の心に入っていきます。
あちらこちらの講演会に行きますと、
居眠りをしている人や、皆がワイワイお喋りしている場合があります。
立派な先生でいい話をしておられるのですけど、
頭で学んで知識として得たものを口で語られるから居眠りが出るのです。
一生懸命皆が聞いておられる場合のお話は、講師の先生が自分の体験を語っておられます。
「私はこのようなことをして、このようなことがありました」というお話は、
全部の者が耳をそばだてて聞くものです。
聴衆の態度ですぐ分かります。
「あ、この方は知識を話しておられる」
「この方は智慧を説いておられる」と、実体験、実践によってお話に差が出てきます。
これは或る先生が講演の中で話しておられたことです。
氏神様などの神様のことですが、「自分の家を自分でよう建てない者、
自分の腹を自分でよう満たさない者、自分の生活の保証が自分でできない者が、
どうして人の為に家を建て、人の腹を満たすことができますか。
そのようなものは偽物です」と。
しかし神社仏閣の中にはほんとうの諸天善神が下りてこられる場所もあるのです。
すべてを悪霊と決めたら間違いですね。
しかし人の身体に乗り移ってくる神は、
もうすべて百パーセント偽ものと思って間違いありません。
拝み屋さんに拝んでもらって神が入って喋っているのはあれは偽ものです。
もしこの中にそういう方がありましたら、私が皆さんの前で正体を暴いて見せましょう。
正し法の前にはだましきることはできないのです。
最初はだましますが、神理の光の前にはやがてボロが出てくるのですね。
或る時、六十歳ぐらいの女の方に三輪大神が憑ってこられました。
「三輪、三輪の山じゃ」と言って入ってこられました。
「へえー三輪さんでございますか。あんな大きな三輪の山は人の身体に入りません」と言うと、
「そうかのう」返事されます。
「何故この方に憑いておられますか」と尋ねますと、「この者を助ける為じゃ」
「ではこの方が足が痛くて難儀しておられますのに、あなたはなぜこの方を
助けられないのですか」と言うと、突然、「二十キロ痩せろ、二十キロ痩せろ、
痩せたら足が治る」と言われます。
「神様が痩せさせてあげたらいかがです」と聞きますと、
「勝手にせい」と言われました。
無茶苦茶な神様です。
~ 感謝・合掌 ~