絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

博士の愛した数式  (小川 洋子)

2007-02-26 23:31:38 | 読書
映画「博士の愛した数式」を見て感動!!
原作を読んでみたくなりました。
映画であらすじは解っているので、数式が出てきても恐れずに(笑)読めました。

事故で記憶が80分しか持たない博士と若い家政婦さんとその息子√(ルート)
が織り成す心温まる物語。
博士が口にすると、数字が、数式が活き活きとして美しく見えるのは何故?
数字嫌いの私にも、何となく解るような気がしてきます。
(こういう先生に教わっていたら数学嫌いにならなかった??かも・・・)

記憶が持たなくなってからも二人は今という時を大切にして
時々博士を訪ねる・・・・その優しさに・・・涙。
☆☆☆☆☆

バッテリー  Ⅰ~Ⅵ    あさの あつこ

2007-02-05 15:05:20 | 読書
昨年友に「面白いから読んで見たら~」と薦められⅠ、Ⅱ巻は文庫本で買い
後は図書館で・・・児童本のベストセラーというのにかかわらず、
スンナリとⅤ巻まで借りることが出来、ワクワクしてⅥ巻を予約!
なんと58人待ち・・・ようやく図書館から連絡があったのは3ヵ月後。
(Ⅵ巻めは昨年夏発売されたのだそうです)5ヶ月かかってようやく読み終えました。

バッテリー、
岡山県の小さな市新田で出合った中学入学直前の少年2人。
天才ピッチャーという強烈なプライドを持つ石田巧と少し大人びた巨漢キャッチャー永倉豪。
会うべくしてあったという感じの2人がバッテリーとしてぶつかり合う。
協調、規律、友情、努力と言う言葉と縁のない自己中の石田巧が
どのようにして、野球部の一員としてまた、人間として成長していくのか・・・・
勝ち負けに拘らず野球を楽しめるのか・・・・興味は尽きない。
18,44メートル先のキャッチャーを信じ思いのたけを投げる。
お互い、もたれあって崩れていくバッテリーでなく、
踏みとどまり補い合えるバッテリーを目指し・・・・。

野球観戦が好きで良く見に行くけれど、ピッチャー、キャッチャー、
又、打者の気持ちまで思っても見なかったきがする。
少年野球とはいえ、野球を心底から愛する者の気持ちが伝わってくる。
読者の気持ちでどうとでも取れる(三振?ホームラン?)結末も又良い・・・。

☆☆☆☆


曹操  (上・下)   陳舜臣

2007-02-01 18:10:21 | 読書
宦官の養子を親に持ち魏王まで上り詰めた三国志で馴染みの曹操。
若い頃、人相見に「清平(平和時)の姦賊、乱世の英雄」と言われたとおり
能力のある人間を見いだし利用。いに染まぬと切り捨てる。
冷酷な性質は乱世を治める力の1つであったのかもしれない。

『三国志』武帝紀は、曹操伝の総括として、次のように締めくくっている。・・・
・・・そもそも彼は非常の人、超世の傑というべきである。・・・・

本書の締めくくりの言葉ですが、曹操の全てがこの言葉に要約されているようです。

三国志を愛するものとして、やはり劉備、孔明、関羽、孫権等の活躍する話のほうが面白い。
*三国志を読み返そう・・・・。
★★★

ブレイブ・ストーリー (上・下)   宮部みゆき

2006-10-22 12:34:35 | 読書
アニメ映画化され話題になったブレイブ・ストーリ
どんな物語なのか?気になり読んで見ました。
小学5年生の男の子が、両親の離婚を前に何とか運命を変えるため
幻界(ビジョン)を旅する物語。
信頼できる友とともに・・様々な困難に立ち向かっていく。
ゲーム感覚の困難・・・・・・・・。
現世に帰ったとき、運命を変えるのは自分の心だと自覚する。

面白くてかなりの勢いで読み終えたが・・・・感動は無し・・・

ゲーム感覚これがいけない???
(若い人にはいいのかもしれないが・・)

これでは、ハリーポッターには勝てない・・・・・。
★★★

恋人と呼ばせて     メアリ・H・クラーク

2006-09-07 10:50:26 | 読書
主人公のケリーは、娘の怪我の治療のため訪れた形成外科医院で
見覚えのある女性患者に会う。
しかし患者の名前には覚えが無く、
さらにその医院で同じような顔をした別の患者に出会い、疑惑を抱く。
そのことから10年以上前に起きた事件に巻き込まれる。
ハラハラ、ドキドキ・・・・
最後のどんでん返しにエッ”
★★★★★

パーフェクト・ブルー    宮部みゆき

2006-08-30 11:37:46 | 読書
夏の甲子園大会に出場が期待されている高校野球界のエースが
殺害され焼き殺される。
その陰に潜む製薬会社のドーピング検査薬の人体実験。
事件は思いがけない展開を見せる。

何年か前に読んだが、面白いものは何回読んでも面白い!
ド-ピングがエスカレートする昨今、検査薬もまた進化?する。
いたちごっこの感があるが、進化の途中にこんなことも????
恐ろしい・・・・。
★★★★★

月夜に墓地でベルが鳴る     メアリ・H・クラーク

2006-08-18 14:59:13 | 読書
久しぶりにクラークを読む。
写真家のマギーはあるパーティーで別れたままだった継母に再会。
短い間だったが心を通わせあった大事な継母。
喜びもつかの間、彼女は殺されてしまう。
彼女の家と、彼女が入居しようとしていた高齢者用マンションで相次ぐ悲報。
マギーは解明にのりだす。
早すぎる埋葬を防ぐ為に棺に付けられるベルを次に鳴らすのは・・・・
読み始めたらやめられない面白さ!
★★★★★