絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ガンクビソウ

2009-09-30 22:08:17 | 花おりおり
ガンクビソウ (キク科)

  

一度憶えたら忘れられない名前ガンクビソウ。
煙管の雁首に似ていることからついた名です。

今では歌舞伎や時代劇などでしかお目にかからない煙管ですが
子供の頃父が使っていたことを懐かしく思い出させます。



今日9月30日で48年間この地区で親しんできた多摩テックが閉園です。
昨日は付属の温泉施設「クアガーデン」へ子供たちと行って
温泉と食事で別れを惜しんできました。

その時々の心模様で花の印象も変化します。
ガンクビソウも寂しげに首を垂れているように見えます。

分布;日本全土の低地の林内
花期:9~10月

金峰山

2009-09-28 12:58:44 | Weblog
今回も運良く「風と歩く会」の登山日程と私の休みが一致!
昨日、山梨県と長野県境の金峰山へ行って来ました。
大弛峠まで車で行き、いよいよ登りです。
トウヒ(針葉樹)の林の間からナナカマドの紅葉が映え美しく暫し足を止める。

  

昼食は朝日だけを経て、金峰山少し手前の所々にケルンが積んである場所です。
霧が見事に?景観を包み込み何にも見えません。
又風も強く肌寒い・・・・高山であることを実感!
妙なところで感心してしました(笑)
積んである大きなケルンの陰で食事中少しづつ霧も晴れ眼下に美しい紅葉の山が現れ
遠くの山々も見え、皆で感動でした。

   

岩場を渡り頂上です。
元気いっぱいのメンバーです。
 
    

頂上から少し先に五丈岩があり裏のほうから登れるようです。
修験者の姿が見えました。
多分岩の上まで登るのでしょう。

  

岩の間から顔を覗かせるナナカマド。
登る時は歩くことに集中して気が付きませんでしたが下山は少し余裕があり目に付きました。
ひと登りで小休憩していると下のほうから澄んだ声。
静寂な山の空気に沁み込みそうな掛け声。
「懺悔、懺悔、六根清浄」「懺悔、懺悔、六根清浄」
聴いている私の心まで澄んでいくような気持ちになります。
現れたのは先ほど五丈岩で見た修験者さんでした。

感動の余り写真を撮らせていただきました。
ブログ掲載も了承していただきました(有難うございます)

  

  

トウヒの林、急な登りあり、岩場あり、石楠花群生道ありシラビソの林、・・・
おまけに?修験者さんとの出会い・・・・。
登山入門コースですが、登山した!という気持ちが溢れてきました。
金峰山(2599m)風と歩く会の皆さん有難う!!
お陰で達成感を味わうことが出来ました。

シュウブンソウ

2009-09-27 23:45:31 | 花おりおり
シュウブンソウ (秋分草) キク科

  

先日高尾山へ行ったときであった花。
ヤブタバコに似ているが花の色が違い、全体的に小さい。
図鑑でもよく判別できずネットで調べてやっと名前が分かりました。
(ありがたいですね)

花も小さく色も地味、人目にふれることも少なくひっそりと咲く
この花に素敵な名前が付けられています。
彼岸花と同じように秋の彼岸の頃咲くことから「秋分草」

分布:関東地方以西、四国、九州
花期:9~10月

スイフヨウ(酔芙蓉)

2009-09-25 23:31:37 | 花おりおり
スイフヨウ (酔芙蓉) アオイ科

朝                                     昼


ご近所に大きな芙蓉の木があり、道行く人の目を楽しませてくれています。
酔芙蓉といって朝、純白の花を咲かせ、昼ごろになると淡いピンク。
夕方には濃いピンク色に変化。
その色の変わりようがお酒を飲んで赤くなったと見立てての名前です。
美しく粋な名前ですね。

日本画に描かれるしなやかな美女を連想させます。

普通の芙蓉より少々送れて9月が見ごろです。

夕方

夕方の写真は携帯で撮ったので色の出が悪い。
本当は、もう少し濃いピンク色です。

原産地:中国  落葉低木
花期 :9月

ペラペラヨメナ

2009-09-24 13:50:15 | 花おりおり
ペラペラヨメナ (キク科)



ペラペラとは、なんて軽い名!!ちょっと憤慨です
花はヨメナというよりハルジオン、ヒメジョンに似ています。
匍匐性で這うように伸び草丈は20cmくらい。

別名は「ゲンペイコギク」このほうがペラペラより好いですね。
咲き始めの花は白く時間がたつと淡い赤になり
白花と赤花の両方見ることが出来ることから
「源平小菊」
残念なことに私が見た花はほとんど白花ばかり・・・

日本への渡来は明治時代の末ごろで、
当時は「チョウセンヨメナ」と呼ばれたようです。

観賞用として栽培されていたものが野生化し
現在では暖地でよく見ることが出来る。



原産地:中央アメリカ
花期 :5~10月
別名 :ゲンペイコギク、ムキュウギク


イヌホウズキ

2009-09-24 01:06:52 | 花おりおり
アメリカイヌホウズキ (ナス科)

  

花径2~5mmの小さな花は目立たないが黒い光沢のある実は
少々ですが目に付きます。
北アメリカ原産の1年草で各地に帰化している。
我が家のプランターにもいつのまにか侵入してきました。

在来種「イヌホウズキ」は実に光沢がありません。
薄紫色の花もあるようですが、近くで見るのは白花ばかりです。




原産地:北アメリカ
花期 :7~9月

タカクマホトトギス

2009-09-22 22:35:10 | 花おりおり
タカクマホトトギス(高隈杜鶻) ユリ科

  

今朝、庭に出てみると黄色い花が目に飛び込んできました。
蕾が付いた頃から待ちに待った花がようやく咲いたのです。
春に北海道のミク友Gさんから送っていただいたホトトギス。
背丈は送っていただいた頃と変わりなく15cmくらいでしょうか?
根付けば由としよう・・・・と思っていたのです。
他のホトトギスと違って少々分厚い葉にやや大振りな花。
淡い黄色が眩しい!!
上向きにシッカリと咲く姿は以外に逞しさを感じます。

花弁にホトトギス特有の斑点が薄っすらと見えます。

九州の大隈半島の特産の種だそうです。
岩場に咲くというホトトギス。
暑い東京の夏を無事越してくれました。


  

分布:九州大隈半島
花期:9~10月

イヌショウマ

2009-09-21 16:34:05 | 花おりおり
イヌショウマ(犬升麻) キンポウゲ科

  

9月の高尾山は花の少ない月です。
アズマヤマアザミ、シロヨメナ、アキノキリンソウもまだ1分咲き。
そんな寂しい山道で咲く小さなブラシのようなイヌショウマです。
小型のサラシナショウマ?と思うほどよく似た花ですが
サラシナショウマには花柄がありイヌショウマには花柄がありません。

また、サラシナショウマは干した根茎(升麻)が漢方薬として使われるのに対して
イヌショウマは似ていても何の役にもたたないので付けられた名前。
役に立たない、似て非なるものにイヌが頭に付けられいるものに
イヌザンショウ、イヌキクイモ、イヌガラシ、イヌタデ、イヌブナ、イヌシデ・・・
本当にビックリする数です。
植物本人の知らぬところで蔑視され?少々可愛そうな名前です。
名に拘ることなくイヌショウマは可憐な姿で道を通る人を見守っています。



分布:関東~近畿地方の太平洋側
花期:7~9月

ヒガンバナ

2009-09-20 23:24:20 | 花おりおり
ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科

  

今日は彼岸の入り、ヒガンバナの美しい季節になりました。
この時期、何処へ行っても赤々とと燃えるような彼岸花を見ることができます。
今日、子供たちと義姉たちで大宮まで墓参りでしたが
お寺さんの庭にもヒガンバナが沢山咲いていました。
秋の彼岸の頃咲くので「彼岸花」

韓国では「相思花」という。
花と葉が同時に出ることはないことから「花は葉を思い、葉は花を思う」
ロマンチックな名前です。

  
白花ヒガンバナは清楚で無口、気品があり魅力的です。

  
昭和記念公園の黄色ヒガンバナ                 我が家の黄色ヒガンバナ

西洋ヒガンバナ(リコリス)鮮やかな黄色。他のヒガンバナに比べ花弁がやや広く
健康な高校生を思わせる明るい花です。

分布:日本全土
花期:9月
別名:マンジュシャゲ


ゲンノショウコ

2009-09-18 22:01:48 | 花おりおり
ゲンノショウコ (フウロウ科)

  

秋祭りのシーズンです。
高幡の若宮神社でも明日と明後日お神輿が出るようですが、
草花も又お祭りのようです。

ゲンノショウコが種子を飛散させた後で、
果柄を巻き上げた様が神輿の屋根にそっくりです。
幾つのも神輿が並び賑やか・・・・。

花も美しい!赤花と白花があり西日本では赤花、
東日本では白花が覆いとされていますが
関東では赤白混在のようです。

ゲンノショウコ(現の証拠)は生薬のひとつで
下痢などに「実際によく効く証拠」という意味の名前。

可愛い花になんとも味気ない名前が付いたような気がします。

  

全草を干して煎じて下痢止めや胃腸薬とし、お茶としても飲用する。
飲みすぎても便秘などしない優秀な胃腸生薬なのだそうです。

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:7~10月
別名:ミコシグサ