絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

マツカゼソウ

2009-08-31 11:49:14 | 花おりおり
マツカゼソウ(松風草) ミカン科



青緑色がかった小葉に小さな白い花はいかにも涼しげ。
名も松風草と風流な名前です。
花弁は4枚、長さ3~4mm。よく見るとシベが突き出て愛らしい。

日本特産でミカン科では唯一の草種だそうです。
葉をちぎってみるとなるほど・・・柑橘系の匂いがします。



分布:宮城県以西の本州、四国、九州
   山地の林内や林の縁に生える草丈50~80cmの多年草
花期:8~10月

シオデ

2009-08-30 23:06:09 | 花おりおり
シオデ (ユリ科)

  
7月高尾山の麓で、出会ったシオデは放射状に花を咲かせて、
丸い花序が鞠のように見え愛らしい姿でした。

8月中旬、御岳で見たシオデはもう実を結んでまるで、和菓子のようです。
実は熟すと黒色となる。

シオデは山菜として知る人も多いようで、春先蔓の先端を摘んで茹でると
アスパラガスのような味がして「山のアスパラガス」と呼ばれているそうです。

アイヌの方言シュウオンデからシオデの名になったようです。

  

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:7~8月

半夏生の実

2009-08-28 23:14:22 | 花おりおり
水生植物園でハンゲショウの老いた?姿を見てショックでした。
花時のあの美しさからは想像が出来ませんでした。
花も人も老いる。老いるということはこういう事だと付き尽きられた気がしました。

花は与えられた境遇の中で必死で次世代に命をつなぐ・・・。
しかし人は与えられた境遇の中でも試行錯誤しながらも、
努力してより好い生き方で次世代に託さねばと考えされられました。




林の縁では静かに次世代に命を託しているフタリシズカ・・・・
花それぞれ、人それぞれ・・・・私は???あなたは???


深大寺

2009-08-27 22:42:25 | Weblog
神代植物公園へ行く予定で深大寺前まで来たのですが、
門前に立て看板があり、深大寺ガイドツアーが1時からあるとのこと。
近くの水生植物園の東屋で、昼食タイム。
強い日差しですがトンボや蝶が舞いミソハギが風にゆれています。
心地いい秋風が水田を渡り安穏なひと時です。

1時近くに深大寺の門前へ、
ガイドの方は60代後半の紳士。
深大寺の歴史、見所など詳しく案内していただく。
(何回も来ている深大寺ですがいつも素通り・・・・)
深大寺は奈良時代、天平5年に満功上人が開山。
東京では2番目に古い寺なのだそうです。
ちなみに1番古い寺は浅草の浅草寺。
木造建築の悲しさ建立後何度かの火災にあい、慶応元年の大火から免れた山門は
300年程前の元禄8年の普請で境内最古の建物。

山門                                   湧水池
  

元三大師(慈恵大師)延暦寺18代の座主で天台宗の中興の祖である。
正月3日に亡くなったので「元三大師」と呼ばれている。
疫病厄除、悪魔調伏の力を持つと信じられている。

宇宙人のような石仏?に不思議を感じていたのですが
これは、元三大師降魔札(玄関の内側に張って厄除けをする)の絵柄。

元三大師堂                                降魔札像(?) 


深沙大王堂(縁結びの神)                         水生植物園のミソハギ 

朝顔

2009-08-26 23:34:11 | 花おりおり
アサガオ (ヒルガオ科) サツマイモ属

  

日照不足(?)で元気のなかった朝顔がこのところの晴天続きで
元気を取り戻し花を咲かせ始めました。
朝顔は日本で最も発達した園芸植物なのだそうです。
暑い真夏の朝を涼やかに、昼には萎む儚さが日本人好みなのでしょうか?

我が家に咲いた朝顔色々です。
最も好きなのは渋い茶系統の団十郎。

小さなキキョウ咲きの朝顔(花径、4cm位)
蕊が花弁に変化して八重咲きになっている花もあり、
また、色は変化しますが昼過ぎまで綺麗な花形を保っています。

  


アカソ

2009-08-24 23:13:15 | 花おりおり
アカソ(赤麻) イラクサ科

  

何処にでも生えていて馴染みのある?花なのに名前を知りませんでした。
茎や葉柄が赤みを帯びることから「アカソ」の名前だそうですが
それ以上に花の赤色が目立ち山道を華やかに彩ります。

葉先が3裂しているのが「アカソ」丸みを帯びているのが「クサコアカソ」
写真の葉はよく見ると3裂しているので「アカソ」だろうと思います。

分布;北海道、本州、四国、九州
花期:7~9月

モミジガサ

2009-08-23 23:06:41 | 花おりおり
モミジガサ(紅葉傘) キク科

  

華やかでは有りませんが薄暗い林内で白い筒状の花ではなく蕾ですが 
円錐花序は目立ち可愛い!
 
この花もまたオクモミジハグマ同様・・・いえ、もっと多く小花5個の花の集まり
なのだそうです。
写真の撮りかたが悪く5個の花に見えなくて残念です。

葉は掌状に5~7裂。

東北では若葉を「シドケ」といい山菜として食す。
しかし、芽の出たては有毒のヤマトリカブトによく似ているので要注意なのだそうです。
高さ30~80cmの多年草。

  

分布;北海道、本州、四国、九州の山地の林下
花期:8~10月

オクモミジハグマ

2009-08-22 23:12:28 | 花おりおり
オクモミジハグマ (キク科)

  
レンゲショウマの近くでひっそりと咲くオクモミジハグマ。
地味な花なので写真を撮る人も少なく、その分ゆっくりと鑑賞できる。
細い糸状の花弁をハグマ(白熊)ヤクの尾の毛を連想しての名前。
葉がカエデに似ているので「奥紅葉白熊」

最近買った本によると、
 一つに見える花は3個の小花の集まったもので、
 小花は細長く5つに裂けている。
 だから花には15枚の花弁があるように見える。

確かによく見ると3個の花だということが分かる。
(今まで1つの花だと思っていました・・・観察不足です)

  

分布:本州、四国、九州北部
花期:8~10月

タマガワホトトギス

2009-08-21 22:10:07 | 花おりおり
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草) ユリ科

  

御岳の渓流沿いに続くロックガーデンは真夏でも心地いい風が渡り
深山に来た錯角を憶えます。
渓流沿いの岩場に咲く黄色い花。タマガワホトトギスが盛りでした。
ホトトギスの中でも淡い色なので目立ちませんがホトトギスの名のとおり
内側に紫色の斑点がみえます。

名のタマガワは、この花が見られる奥多摩を源流とする多摩川ではなく、
花の色を山吹に見立て、その古い名所、京都府井手の玉川からだそうです。

東京に自生するホトトギスの仲間で黄花はこれだけです。



分布:北海道、本州、四国、九州の深山や谷筋などの湿った場所。
   高さ30~80cmの多年草 (日本特産)
花期:7月下旬~8月

レンゲショウマ

2009-08-20 22:10:55 | 花おりおり
レンゲショウマ (キンポウゲ科)

  

近くのお寺さんや昭和記念公園でレンゲショウマを見ましたが、
なんとなく物足りず御岳山のレンゲショウマを見に行ってきました。

ケーブルカー御岳駅より徒歩10分富士峰園地北斜面に約5万株のレンゲショウマが自生しています。
日本一の群生地。訪れる人も平日なのにビックリするくらい多い!!
団体さんやカメラマンの多い場所を離れて所々に咲く場所で小さな花を
心行くまで鑑賞です。
林の中で見る花は気品があり、俯いて咲く姿はどこか寂しげ・・・・
心揺るがす花は見飽きません。

萼も花弁状で平らに開き花弁は抱えるように咲くため一目では二段構えに
花弁が並んでいるように見える。

  

分布:福島県から奈良県の太平洋側の落葉林内 (多年草)
花期:7月下旬~8月

 花が蓮の花、葉がサラシナショウマに似ていることから「蓮華升麻」
☆一属一種、日本特産の植物