絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

クサギ

2007-08-07 14:49:31 | 花おりおり
クサギ (クマツヅラ科)
赤い萼に白い花・・・暑い夏の日に映え眩しいくらいです。
程いい甘い香りもこの美しい花に似合います。
名前がクサギ(臭木)少し可哀想な名前ですが
これは葉を揉んだり枝を折ると独特の臭気がすることによります。

秋になると実も美しい・・・・。
その実が、無媒染で綺麗なアサギ色の染料となる。
自然界からこのクサギとアイしか青色を得ることは出来ないのだそうです。

又、クサギの枝や幹にはコウモリ蛾の幼虫の蛹が潜り込んでおり
これを取り出し、串に刺しあぶったものが子供の疳の虫が治るとして
江戸時代には盛んに売られていたそうです。
 *枝ながら 虫売りに来る クサギかな *
                   芭蕉 

分布:日本、中国、朝鮮   落葉小高木
花期:8~9月

ガガイモ

2007-08-06 14:33:21 | 花おりおり
ガガイモ  (ガガイモ科)
動物園通りの駐車場の端にガガイモの花が咲いています。
他の草や木に絡まり花序をつんと伸ばし自己主張しています。
柔らかそうな毛に覆われたヒトデ形の花は何処となく気品があります。

ガガとはスッポンのことで、葉の形が亀の甲羅のようで
芋に似た実をつけることから「ガガイモ」の説があるようです。
果実の中は綿毛がビッシリ詰まっていて実が割れるとタンポポのように
風に飛んで分布を広げる。
かっては、この綿毛を針刺しや印肉に使用したそうです。

もうすぐ道路工事と駐車場整備が行われるのでガガイモの花の見おさめです。
実を見ることも叶わなそうです。
昨年の綿毛がどこかに着床していることを願って・・・・。

分布:日本、中国
花期:8~9月


キツネノカミソリ

2007-08-05 12:20:57 | 花おりおり
キツネノカミソリ (ヒガンバナ科)
今朝早く目が覚めたので高幡不動尊まで散歩に行って来ました。
鳥の囀り、蝉しぐれ、人もまばら、早朝のお不動さんは爽やかな風が吹いていました。
境内の林の中にポッと灯を灯したような花、キツネノカミソリが花盛り・・・・。
優しい花色が爽やかな涼を感じさせます。
早起きは三文の徳!ですね。

彼岸花同様に花の咲く時には葉がありません。
彼岸花は日当たりのいいあぜ道などに咲きますが
狐の剃刀は林内や林の縁など半日陰を好むようです。
名前の由来は葉が日本カミソリに似て林内で咲く炎のような花を”狐火”にみて?
花色が狐に似ているから?

分布:本州から九州
花期:8~9月




ヒョウタンの花

2007-08-04 11:50:07 | 花おりおり
瓢箪の花   (ウリ科)
何故か娘は2年前頃から瓢箪をベランダ栽培している。
あの独特な形と優しい花に惹かれたようでヒョウキン娘ならぬ瓢箪娘です。
暮れに持ってきてくれた種を5月頃5,6粒蒔いてみました。
発芽したのは2本。その1本が元気に成長。
芯を止め脇芽を伸ばし・・・やっと花が咲きました
瓢箪の花は夕方開きます。
ウリ科の花は黄色が多いが瓢箪の花は白色!花径は5,6cm(雄花)
雌花はもう少し小さいようです。
背が高く脚立の上からやっと撮影です
静かに・・・ひたすら静かに優しく咲いています。

鬼百合

2007-08-03 16:20:42 | 花おりおり
鬼百合  (ユリ科)
鬼百合の花は健康的で逞しい・・・真夏の花!!です。
球根は食用となり美味です。
前に食用に・・・と2個頂いたことがありました。
花を見るため1個は植えようと思っていたのですが・・・
余りにも美味しくて・・・全部胃に納まってしまいました
それ以来、鬼百合を見るとなんとなく後ろめたい気持ちになります。

小さめでよく似た花「小鬼百合」が有りますが
葉の付け根にムカゴが付くのが「鬼百合」付かないのが「小鬼百合」です。

アスパラガスの実

2007-08-02 14:01:50 | 花おりおり
アスパラガス  (ユリ科)
フンワリと伸びきったアスパラガスに小さな赤い実・・・。
つい微笑んでしまうくらい可愛い。

アスパラは雌雄異株。
雄株の方が太くてしっかりしたアスパラが採れるそうです。

ヨーロッパでは古代ギリシャ時代から栽培されていた。
日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられたが主に観賞用として栽培。
大正時代に北海道で食用としての栽培が始まったそうです。

ホワイトアスパラは盛り土を多くして日に当てないように栽培。
日をしっかり浴びたものがグリーンアスパラです。

原産地:南ヨーロッパ~ウクライナ

フクシア

2007-08-01 10:25:09 | 花おりおり
フクシア  (アカバナ科)
赤と紫・・・気品があるが妖艶な女性を感じさせる花です。

「女王様の耳飾」「釣浮草」とも呼ばれているようです。
”女王様の耳飾”に相応しい気品と華麗さ艶かしさですね。
釣浮草は浮に似ていることから・・・。

原産地:熱帯アメリカ  常緑低木
    霜の降りない地方では越冬できるそうです。
    通常冬は室内で・・・。