昔あった旅番組風にタイトルをつけてみました。(特に意味なし)
昨日の続きです。
『煙袋斜街』。
昔、ここにタバコ屋さんがたくさん並んでいたこと、あるいはこの街並みがキセルの形に似ていることなどから『煙袋(キセル)斜街』と呼ばれるようになったとか。
古き良き北京らしい胡同(フートン:昔ながらの家が並ぶ細い路地)だったこの通りは、数年前からどんどんその様子を変え。
今ではすっかり観光地。
その変化を嘆く人も多いそうだけど、ガイコクジンの私は、こんな風に古い建物を活かして新しいものが入るのもいいんじゃないかな・・・って思ってしまいます。
で、新しいものがどんなものかと言いますと。
?????
!!!!!
店に入るのも躊躇してしまうような飾りもん。
こちらに至っては、むしろ入るなと言われているような。
おっちゃんがそっと中を覗いて様子をうかがっていたので、よし、このおっちゃんが入ったら私も入るぞ!と思っていたのだが、おっちゃんはそのままするすると後ずさりしてどこかへ行ってしまった。
一体中に何があったんだろう?
ま、そんなプチ不思議な店もあるけれど。
こちらは雑貨好きなら楽しめそうな、ちょっとレトロなデザインのノートとかメモを扱っているお店。
(ただし、紙質は使ってみないとわからない)
私が気になったのはこのお店。
店内どこを見ても、パンダ!パンダ!パンダ!
服やぬいぐるみだけでなく、パンダが付いた指輪やピアス、髪留めがびっしり並んでいる様はめちゃめちゃかわいいの一言。
(かといって、それを買って身に着けるかというと、その辺はちびっこにお任せしたいと思います)
ちなみに商品はこんなに可愛いのに、店のおばちゃんは怖かった。
平日、しかもこの寒さとあって人もまばらだったけど、休みの日などはかなり賑わいそう。
さて、この通りをまっすぐ行って小さな路地を曲がると。
前海と後海の境に出ました。
相変わらず凍ってんな~とぼんやり見てたら、人力三輪車のおっちゃんが「胡同めぐり、人力車でどう?」と聞いてきた。 「今日はいいわ」と断ったんだけど、おっちゃんどうやら暇らしく、そこからガンガン質問攻め。
旅行? 旅行何日目? (いや、ここに住んでるんです)
住んでるの? どの辺? (〇〇〇らへん←アバウト)
ナニ人? 韓国人? (違うって)
日本人なの。 へぇ~。 日本と言えばあれだよね。
雪が2~3メートル積もるとこだよね。
・・・ホットな気象情報を提供してくれた。
どうやら日本全国雪まみれになっていると思ってたみたいだけど、こちらの国際ニュースでも日本の大雪を報道していたので、それも仕方ないかも。
その後話は韓国の雪事情へと続き、さらにアメリカの雪事情にも発展しそうになり、このままいくと世界各国の雪事情についておっちゃんと語ることになりそうだったが、寒い! じっとしてたら寒い!
というわけで、おっちゃんとさよなら。
やっぱりガツガツ歩かないとすぐに体が冷えるな~と思ってふと見たら。
太極拳!?
この寒さ、ちょっと手袋外して電話しただけですぐに指の感覚がなくなってしまうというのに、このおっちゃんときたらその薄着!しかも超超スローな動き!
恐るべし、太極拳。
さて、湖沿いを離れて胡同をてくてく歩いていると。
中国将棋の途中で、昼ご飯休憩なのかな?
以前はこういう風景を見ても特に何も感じなかったのだけど、最近はノスタルジックな風景とか、仏像とか、庭園とかに心惹かれてしまうとは、私も実に大きく成長したものだと思う。
単に年をとっただけだろうという一般的意見はここでは無視することにします。
さて、胡同にはそれぞれ名前がついているのだけど、その名前がかわいくて、これは直訳すれば『帽子フートン』。
こちらは『黒ゴマフートン』。
それでは、こちらも今や観光スポットとなった『南鑼鼓巷』を歩いてみようと思います。
長くなりそうなので、続きはまた今度・・・なのだけど、北京のマスク事情についてちょろっと。
以前、『北京って面白マスクが流行っているの?』というコメントをいただきました。
その時は全然気づかなかったんだけど、この日よ~く観察してみると。
この店の入り口に並んでいるそれは、もしやっ!?
おぉ~! ウワサの面白マスクではないですか!
そしてさらに、あるお店の外観を撮ってたら、偶然出てきた2人の口には。
おそろいのパンダマスク!!! かわいい!
パンダ柄のマスクは、この後もあちこちで結構見かけました。流行ってんのかな?
で、これは・・・?
マスクじゃないね。 アイマスクやね。
こちらのマスクは見たところ普通の物よりもぶ厚めで、衛生というよりは防寒の役割の方が大きいかも。
マスクはしてないけど大判マフラーぐるぐる巻いて、胡同散策続けます。